497部分:第三十九話 あの場所へその七
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のね」
「そう。お星様の数だけあるから」
「そうかもね。それじゃあ」
「佐藤さんって呼んでいい?」
椎名ははじめて彼女の名前を言ってきた。
「そう呼んでいいかな」
「えっ、ええ」
少し戸惑いを見せてからだ。星華は椎名のその問いに答えた。
「そういえばまだお互い名前で呼び合っていなかったわね」
「そう。だから」
「そうね。それじゃあ」
一呼吸置いてから。椎名のその問いに答えた。
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