30ジュリアンの愛
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「そうだ、この世界のシローも、帰還次第、インド直輸入の妖しい粉末を購入し、寸胴で煮込んで煮込んで、同じ味と香りがするカレーを製造するのが可能になったのだ」
「うひいいいっ!」
「さあ、言ってみろ、姉である私と、妹のエリカ、ベアトリスにも聞かせてやって、早く楽になれ、ククッ」
今後、傷ありシローには決して見せない、サディストで悪魔の笑顔で弟を見下げるアンジェリカさん。
戦闘時ちょっと見せてしまったが、あれは激高した顔とか、鬼の表情ぐらいなのでキニシナイ。
弟と妹と同僚の前なら、悪鬼羅刹の表情でも余裕だった。
「シローに聞かせる前の練習だとでも思えば良い。私達は家族なのだから、カミングアウトするのに遠慮はいらんぞ?」
なんかビクンビクンしながら、発射オーライ状態で耐えているジュリアン。
もう頬も紅潮して耳まで真っ赤、姉と同じで頭から蒸気吹いてシュンシュン鳴りながら、圧力調理器の安全弁飛びそうなぐらい漲っている。
もう「くっ殺」状態から解放されてしまったジュリアンは、妹のエリカの前でだけはカミングアウトするまいと耐えていたが、もう出てしまいそうだった。(何が?)
「お兄ちゃん、言って良いのよ、いっぱい出して」
「あううううううっ」
妹の言葉で最後の堤防が決壊してしまったジュリアンは、タップリと出してしまった(何を?)。
「し、シローきゅんに逢いたいですっ、会って告って、以前の行いを謝罪したですっ、お姉ちゃんっ、ボクをシローの所に連れて行って〜〜っ!」
弟が幼児退行して完堕ちして、カミングアウトまでする様子を見て、悪い笑顔したままビクンビクンするアンジェリカとベアトリス。
ベアトリスの方は作業が終了して賢者モードになったが、アンジェリカ女王様は、ゲボク君の再調教を始めたばかりである。
エリカも兄を縛り上げて、蹴って踏んで言葉で汚してやって、あり得ない状況でカレー堕ちさせたり、闇落ちさせてみたり、快楽堕ちさせるのが気持ちよくなって、イケナイ遊びを姉に教えられ、その味を覚えてしまった。
「その口でよく言えたな? 親友から大事な妹を誘拐して、宝具で傷つけて奪い去り(実行犯)、ただの聖杯として儀式に利用したお前が、シローと会って告りたいだと?」
ジュリアンの命令とは言え、思いっきり自分の犯行なのに、他人事のように弟を責める姉。
アンジェリカ的には、シローから「いいんだ、もういいんだ」と言ってもらえてチュー(ハプニングキス)してもらい、ハイパーモードになった後、全てを捧げて結ばれて一夜の妻となり、身一つでは返さない扱いを受けて、自分だけは許してもらったと思っている。
「んほおおおおおっ!」
それでも、「よくできました」のご褒美に、二杯目のスプーンで麻薬カレーをエリカから口に入れてもらえた
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