機動戦士ガンダム
2151話
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ジオンの基地といった場所には、当然のようにルナ・ジオンからも人が派遣されていた。
メギロートやバッタ、量産型Wはルナ・ジオンの人間の指示によって動いていたのだ。
もっとも、量産型Wにはルナ・ジオンの人間を監視するという役目もあったので、もし無謀な命令……それこそ、戦いに関係のない民間人を殺せとか、もしくは無意味に建物を破壊しろとか、あるいは金目の物を奪ってこいとか、そんな命令がされた場合は量産型Wは命令に従わず、その命令を出した相手を取り押さえるといったことをしていただろう。
幸い……というか、ルナ・ジオンとしての最初の軍事行動でそのような真似をする奴が出るのは色々と不味いとラル達も理解しており、作戦に参加するメンバーは非常に慎重に選ばれていたが。
もっとも、馬鹿な真似をすればルナ・ジオンから追放されるというのは知っている以上、そんな真似をする奴はいなかったのだが。
少しでもクレイドルで生活をしてみれば、コロニーとは比べものにならない程に快適な場所だというのは、誰でも分かる。
それどころか、きちんと家とかを貰えて仕事がなくて困るという事もないのだから、スペースノイドにしてみれば、ルナ・ジオンは天国の如き場所だろう。
それを捨ててまで一時の欲望を満たそうとする奴は……まぁ、いないとは限らないが、幾ら何でもそういう馬鹿にまで構っているような余裕は俺にはない。
「じゃあ、その辺の配置は任せた。多分大丈夫だとは思うけど、万が一の為にある程度自衛が出来るような奴を送ってくれよ」
こうして、セイラ達と話しながら約束の時間まで暇潰しをするのだった。
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