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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2151話
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ら。
 ああ、ペルソナ世界の山岸もコンピュータ系は得意だったか。
 ……得意というレベルでは、ルリやラピス、長谷川よりは大分劣るのだが。

「なら、退去時間はこれから2時間だ。2時間後にまだこの基地に残っている人物は、こちらに敵対する意思を残している者だとして、今度は命を奪わないなんて真似はしないで、殺す事になる。いいな?」
『承知した。2時間だな。では、早速こちらも色々と動かなければならないので、この辺で失礼させて貰おう』

 そう言うと、キシリアの通信が切れる。
 さて、2時間か。そう言ったのはいいものの、果たしてそれまで何をどうやって時間を潰していればいいのやら。
 いや、今の俺でもやるべき事はまだある。
 まずは、クレイドルに連絡する方が先だろう。
 それと、一応抜き取ったデータの類をルリやラピスに調べて貰う必要もある。
 R-1型やビグロ、その発展系のMAの構想……この辺りは本物であって欲しいところだが。
 取りあえずということで、通信機を使ってクレイドルに連絡を取る。

『アクセル、ご苦労様』

 映像モニタに映し出されたのは、セイラ。
 笑みを浮かべて俺の方を見ている。
 当然ながら、セイラ達も生中継されていた映像を見ていたのだろう。
 セイラを始めとして、ラルやシーマ、ダグラス、アンリといった主要人物の面々がその映像には出ている。

「ああ、取りあえずセイラとの約束通り、可能な限り人死には避けたぞ。……もっとも、これが具体的にどんな風に影響してくるのかってのは、ちょっと分からないけどな」
『そうね。もしかしたら、ルナ・ジオンにとってあまり良い結果にはならないかもしれないわ。けど、それでもルナ・ジオンの、そしてシャドウミラーの力を示す為には、必要な事だった筈よ』

 そう断言するセイラに、俺もまぁ、そうだろうなと頷く。
 相手を殺さずに無力化するというのは、非常に難易度が高い。
 それを承知の上で、俺は今回それをやったのだ。
 こちらの実力をこれ以上なく示すというのと、セイラは人の命を好んで奪うような真似はしないと示す為に。
 ……今回の標的として選ばれた突撃機動軍にとっては、貧乏くじどころの話ではないと思うが、それでもこの行動によってセイラは決して自分から人の死を望むような者ではないと、認識されただろう。
 もっとも、当然のように連邦の上層部にいる連中は、すぐに信じるといった真似はしないだろう。
 セイラも、そこまでは考えていない筈だ。
 今回の標的は、あくまでも一般市民。
 もっとも、連邦の政体は絶対民主主義と揶揄されるくらいだ。
 一応民主主義の体裁をとってはいるが、その中身はとてもではないが民主主義とは言えない。
 そもそもの話、地球に住む人と宇宙に住む人。アースノイ
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