暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2150話
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 それこそ、単体としてはMSよりも高性能な機体を目指しているらしい。
 悪くはない、悪くはないが……このMAはR-1型とは違って持っていくのは止めておいた方がいいか。
 ルナ・ジオンとシャドウミラーが現在接触しているのがMIP社だけに、ここでMIP社に被害を出すような真似をすれば、それは今後の関係に大きく悪影響を与える。
 今はまだジオンにいるようだが、この戦争が終わった後……MIP社は、出来ればルナ・ジオンに来て欲しい。
 兵器メーカーというのは、絶対に必要になるのだから。
 シャドウミラー側にとっても、この世界の技術という点では兵器メーカーという存在は大きな意味を持つ。
 また、基本的に人型機動兵器がメインのシャドウミラーだけに、非人型とでも呼ぶべきMAは、興味深い筈だった。
 そんな訳で、MAは奪っていくような真似はしないが……それでも、どのような機体を作っているのか確認するのは、この場合重要だろう。
 実物は持っていかないのだから、データだけは許容して貰いたい。
 そう思いつつ、MAのデータに目を通す。
 MA-05ビグロ。それがMAの名称だ。
 MAは勿論モビルアーマーだろうが、05って事は……他にも4機いるのか?
 いや、でもこうしてざっとデータを見ても出てこないとなると、他の4機は試作機か何かだった可能性もあるのか。
 そんな風に考えつつ、ビグロのデータを見ていくが……強大な推進力を利用した一撃離脱戦法を得意としているらしい。
 メガ粒子砲も装備しており、使いこなせればかなり強力な機体となりそうではあるが……このG、普通の人間には結構厳しいんじゃないだろうか。
 そんな風に考えつつ、俺はビグロのデータを眺めるのだった。
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