機動戦士ガンダム
2150話
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れ以外にも整備をする上での在庫の管理や、他の部署との連絡用、それ以外にも様々な用途で使われているものだろう。
俺が欲しかったのは、これなのだ。
メギロートとバッタを引き連れたまま、俺はコンピュータに尻尾を伸ばす。
その先端、かなり大きめの菱形になっている部分が展開し、その中に収納されていたウルドの糸が何本も、何十本も、何百本も姿を現す。
ウルドの糸は、俺の意思通りにコンピュータに触れ……即座にハッキングを完了する。
うわ、さすがルリとラピスの合作。
技術班謹製のハッキングツールよりも断然早い。
瞬く間に……それこそ一瞬と呼ぶに相応しい速度で、ウルドの糸はハッキングを完了した。
ジオン軍にも色々とその道の専門家はいたようだったが、生憎とルリやラピスに勝てるだけの実力はなかったらしい。
そんな訳で、重要そうなデータを幾つか見つけ、それを保存しておく。
これは、後々ジオン軍に対するカードになるかもしれないだけの切り札なので、後でエザリアやセイラ、ラルといった者達に渡せばいいだろう。
エザリアの名前が入っているのは、この件ではシャドウミラーも絡んだ方も良いと判断した為だ。
そんな風にデータを流し読みをしていると……不意にその映像モニタに映し出されているデータの流れを一度止める。
そうして止めた俺の前に映っていたのは……2つの開発計画。
その1つは、グラナダの前でニムバスが乗っていた機体で、高機動型ザクU。MS-06R-1というらしい。
いわゆる、F型、FS型、S型よりも高性能の機体を目指した機体らしい。
とはいえ、陸戦の機能を完全に切り捨てる事により、宇宙戦闘に特化させて高性能さを求めた……やっぱり、地球の6分の1とはいえ、重力がある月面で使うのは向かなかったんじゃないか?
基本的に武器そのものは従来のザクと変わらないとあるんだが……なら、ニムバスが使っていたヒートソードは何だったんだ?
普通に考えれば、新型の武器として作られた試作品とか、そういう感じか?
宇宙戦に特化した機体。……まぁ、ルナ・ツーやらサイド7やら、それ以外にも色々と連邦軍の基地がある以上、その辺りは必要になるのか?
ただ、新型機を作るのなら、これからの主戦場は恐らく地球になるのだから、そちらで使える機体を優先した方がいいと思うんだがな。
まぁ……幸いにも、ここにはまだ何機かR-1型があるらしいから、それは貰っていく事にして……次に、俺が目を通したデータは、やはりというか当然というか……MIP社が開発しているMAについてだった。
しかも、このグラナダでは現在開発中のそのMAをベースにして、より高性能なMAを作ろうとしているらしい。
ともあれ、UC世界で開発されているMAは、SEED世界の物とは大きく違う。
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