機動戦士ガンダム
2150話
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、かなり珍しい。
ちょっと技術班のお土産に欲しいと思うくらいには。
とはいえ、砲身が2つあるのって、微妙に使いにくそうな気が……まぁ、中に乗って攻撃するのなら、特に問題はないのか?
そんな風に思いつつも、ニーズヘッグの動きを止めないままに61式戦車に近づいていく。
当然向こうは近づいてくるニーズヘッグに向かって攻撃をしてくるが、俺はそれをあっけなく回避する。
ああ、でも……そうだな。バリア系の能力を持っているというのを教える意味でも、普通に攻撃を受けた方がいいのか?
そんな風に考え……生中継をしている映像を見ている者達にシャドウミラーの力を見せるという意味では、そうした方がいいだろうと判断し……俺は、61式戦車の攻撃を回避するのを止める。
真っ直ぐに自分達に向かってくるニーズヘッグに、次々と攻撃を行う61式戦車。
当然のようにその砲弾は真っ直ぐニーズヘッグに向かってきて……次の瞬間、Eフィールドに弾かれる。
当然と言えば当然の結果だったが、61式戦車の砲弾はバリアの中でも一番外側に展開されているEフィールすら破る事が出来なかったらしい。
その光景が信じられなかったのか、一瞬61式戦車の動きが止まる。
だが、当然のように向こうの動きが止まっても、ニーズヘッグの動きは止まらない。
真っ直ぐ自分達の方に向かってくる……それも先程までと違って一切回避行動を取らないニーズヘッグに向かって、次々に砲弾を撃ち込む。
戦車を操っている者は、腕そのものは悪い訳ではないのだろう。
放たれた砲弾は、次々にニーズヘッグに飛んでくる。
だが……その砲弾の全てが、Eフィールドを抜けない。
中にはそれで動揺した為か、ニーズヘッグに命中することもないまま、あらぬ方に砲弾が飛んでいき……どこの工場なのかは分からないが、その工場に着弾したりもしていた。
ちっ、こっちはグラナダに被害を出さないようにしてるってのに、向こうは好き放題にやってくれる。
しかも、その攻撃は一切ニーズヘッグに効果がない……というのが、何ともはや。
このままだと無駄に被害が出るので、しょうがないか。
「ファントム!」
ヒュドラから離れたファントムが、真っ直ぐ61式戦車に向かって突っ込んでいく。
ただし、今回はビームやレーザーを撃つのではなく、ビームサーベルとして使う。
飛んでいったファントムは、61式戦車の砲塔を切り裂き、戦車の主砲としては使い物にならなくする。
そうして、数秒が経ち……61式戦車は、2門の砲門を全て切断され、とてもではないが戦車として使う事は出来なくなってしまった。
戦車というのは、MSと違って手足がある訳じゃない。
そうなると壊せるような場所もそう多くはなく、ビームサーベルやヒートロッド、エナジ
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