第百三十話・裏之弐
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ンと立っていた。
「はぁ…はぁ…………? あれ?」
一夏は、自分が異様に興奮している事を自覚した。
姉を傷つけまいと、アマノハゴロモの簡易版を使っているのにも関わらず。
ドクン…と一夏の中の鬼が大きくなる。
「ああ…なるほど…そういう…」
一夏が千冬の足の間に回り込む。
「姉さん、ちょっと我慢できそうにない。
いざってなったら俺を白騎士でぶっ飛ばして。
そしたら正気に戻るから」
「は?」
一夏が千冬の陰部に口をつける。
「んっ…」
「ああ…やっぱり……『甘い』」
一夏の舌が千冬の濡れた陰部を舐め回す。
「ひゃっ…あぁっ!…あぁっ…あっ…!」
その度に愛液が溢れ、ソレをまた舐める。
一夏の金の瞳はギラギラと輝き、その『甘い』液体を啜る。
呼吸も忘れ━━する必要もなく━━クンニリングスを続ける。
千冬がイッても、ソレを続けていた。
何故に一夏がこうもクンニし続けるか、正確には愛液を啜るかと言えば、彼が吸血鬼だからである。
愛液の主成分は血漿…血である。
小星と結んだ誓約に縛られ吸血行動を封じられた一夏は、その甘美な液体を啜り女をなぶる事に強い快感を覚えていた。
食欲とも性欲ともつかぬ欲望が、一夏を支配していた。
時間の感覚を忘れ、ただただ愛液を啜る。
「ひゃぅっ!あっ!あっ………………!」
「ひっ…やっ…やめっ…ああっ……!」
「ますたー。そろそろやめたら?」
「あっ…!あぁぁぁ……………!」
「蹴るよ? いい?」
「ひぐっ…! あっあっ…ぁっ…………!」
「いっせーのー………せっ!」
ズドン、と橙の有機素体が一夏の腹を蹴り上げた。
「ごふっ…!?…………………………橙?」
「ますたー。やりすぎ。クンニだけで一時間半とかバカじゃない?」
「え?そんなにしてた?」
一夏が視界の端のクロックを見る。
「うん。取り敢えず入れてあげたら?」
橙が指差す千冬の陰部は、ひくひくと震えていた。
「取り敢えず一回姉さん起こそ…」
一夏は片手をつき、千冬の上に覆い被さり、心臓の上に手を置いて気を流し込む。
「………ぅ……一夏?」
「回復した?」
「やりすぎ…だ。バカ者」
「うん…マジでやり過ぎた」
「なぁ、一夏」
「なに、姉さん」
「私の処女をお前にやる。一気にやって………く…………れ…?」
千冬の目が一夏の陰茎に集まる。
「なぁ一夏。お前のソレ小さくないか?」
「いきなり傷つくような事言うね」
「いやいやいやいや…箒と風呂でシタ時はその倍はあっただろう」
「そんなの姉さんの中に入
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