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才能売り〜Is it really RIGHT choise?〜
Case2-3
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数年間を、思い返す。
才能屋さん、教えてよ、才能屋さん。
あたしは身の丈に合わないものを、望んではいけなかったの?
あたしは甘い声をあげて喘いだ。あたしの目の前には男の顔、知らない男の、野獣のように醜い顔。 そんな男に犯されて、あたしは惨めに啼くんだ。
――これが美貌を望んだあたしの、末路。
そして甘い時間は終わる。得られたお金はかなりのものだ。純潔はかずくんとの生活で捨て去ったけれど、この世界で生きるにはプライドだって捨てなければならない。あたしは衣服を元通り着ると、最高に妖艶な仕草で男に礼をした。
これが、あたしの、末路。
あたしは人生を間違えたんだね。あたしは自分の選択によって狂わされたんだね。
ねぇ、見てよ才能屋さん、これがあたしの末路だよ!
可笑しいでしょう? きっと「悪魔」は戸賀谷の町で、あたしを笑っていることだろう。
悪魔は本当に、悪魔だったんだね……。
〈Case2 「美しい」の裏に待つものは 完〉
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