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結城友奈は勇者である ー勇者部の章ー
古今無双の大和撫子
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まで国防仮面やってんのよ…」
夏凛は呆れながらも、右手は強く握って、勝利の喜びを噛み締めていた。
「完敗ですわ…流石勇者、と言ったところかしら」
「あなたも、最後の引き面は見事でした。躱せたのは半分奇跡みたいなものでしたし」
「ふふ…また、戦いたいですわね」
「ええ、そうですね」


「お疲れ様、弥勒さん」
楠が弥勒を労った。
「申し訳ありませんわ…無様に負けてしまって」
「おやおや?いつものウザイ感じが無いねぇ…ずっとこのままでいてくれないかなぁ…」
「雀さん?それはどういう意味でしょうか」
「私も…ちょっと…ウザい…」
「ちょっ!二人して扱いが雑すぎませんか!?」
「まあ、まだ一戦目です。こちらにはまだシズクと私、それから雀が残っています」
「やめてよ〜メブ…やっぱ一体一とか怖いよぉー…」
「なあに、バーテックスよりずっとマシでしょ?そう思えばいいのよ」
「でも…勇者は…バーテックスより…ずっと強いよ…」
山伏しずくの一言で、雀の顔から血の気がサーっと引いた。
「うわ〜!勇者に細切れにされるー!助けてメブ〜!てか私帰っていいかなあ〜!?」
「だめよ。その時は私がみじん切りにするから」
「うぅ…メブが一番怖い…」


「それじゃあ!次は我が妹!愛しの樹ちゃんね!」
「うぅ…ちゃんとやれるかな…」
「だーいじょうぶよ!頑張れ!部長!」
「頑張れ部長!」
「頑張って〜部長」
「ご武運を、部長」
「サプリ決めとく?部長」
「もう!部長部長言わないで下さい!」


早速一勝をもぎ取った勇者部。
果たして、このまま流れに乗れるだろうか…?
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