白と緑の精鋭部隊
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りをしていた夏凛ちゃんの目の前に立ちはだかり、その竹刀を夏凛ちゃんの首に突きつけた。
「私は待っていた…この時を!あの時、私に足りなかったもの…あなたが持っていたものを、私はもう知っている!だから…本当の実力で、私の努力を改めて証明してみせる!そして…防人が、私の仲間達が、勇者たちに引けを取らないということも!」
少し離れていたここまで、はっきりと届く力強い声量。それでいてムラがなく、強さと幹のような堅牢さ、たくましさを感じた。
(大和撫子…女剣士…だわ)
大和撫子は、夏凛ちゃんに向けていた竹刀を、私…ではなく、安芸先生に向けた。
先生は、少しだけ口角を上げて、こう言った。
「頑張れ、楠さん」
「さあ、勝負よ…勇者たち!」
楠芽吹は、面に隠れたその頬に、挑戦的な微笑を浮かべた。
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