第一章
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ザートもあります」
「デザートもなの」
「そちらは後で。ワインも買っておきました」
そのワインは白、モーゼルだった。父と母にそれを出した。
そうして一家で白雪の作った料理を食べた、どの料理も非常に美味く理事長も妻も堪能することが出来た。そして最後には。
デザートが来た、そのデザートはケーキだった。だが日本人がよく食べる苺のケーキやチョコレートケーキではなく。
林檎、スライスしシロップに漬けてさらに甘くしたものを使ったケーキだった。そのケーキを見てだった。
理事長は思わずだ、白雪に問い返した。
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