第二章
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「そうなるからな」
「だからですか」
「身体には気を使えよ」
「怪我をしない様に」
「そこはいいな」
「俺牛乳好きですが」
これで身体、具体的には骨をしっかりさせているというのだ。
「それじゃあ駄目ですか」
「まだ足りない、ストレッチもしっかりしてだ」
身体をほぐすこともというのだ。
「練習の後、そして前にも準備体操をして」
「身体をいつも柔らかくして」
「ウォーミングアップも忘れるなよ、マッサージも受けてな」
それも忘れずにというのだ。
「食事にも気をつけて」
「食いものもですか」
「やっぱりバランスよく食うとな」
それでというのだ。
「怪我をしないからな」
「とにかく色々気を付けないといけないですか」
「そうだ、体調管理だ」
ストレッチも食事もというのだ。
「それは忘れるな、それで怪我をしないでだ」
「やっていくことですね」
「そうしろ、大学に入って終わりじゃないからな」
「わかりました」
宙丸は先生の言葉に頷いた、そうしてスポーツ推薦で大学進学を決めて両親にも言うと両親も反対せず。
それでだ、実際にスポーツで有名な大学に入り選手として活躍した。彼は食事にはいつも気をつけて練習前の準備体操と練習跡のストレッチを欠かさずマッサージも定期的に受けた。そうするとだった。
怪我をせずに大学生活を送ることが出来てオリンピックでもメダルを獲得出来た、それでインタビューの時にメダルを獲得出来た理由を話した。それは大学入試を決めた時に先生に言われたことをそのまま守ったからだと答えた。
「ストレッチも準備体操も忘れないでマッサージも受けて」
「そしてですか」
「はい、そして食事もしっかりと考えて」
バランスよくというのだ。
「牛乳を飲んで野菜食べて他のものも色々食べて」
「色々ですか」
「身体にいいものを適度にです」
マラソンという競技や体力のことを考えてというのだ。
「食べることです」
「沢山じゃないんですね」
「あまり食べ過ぎると」
これは常に満腹ということだ。
「よくないんです」
「それは身体が重くなるからですか」
「このことは自分でわかりました」
ある日トレーニングの時に気付いたのだ、昼にかなり食べた後で走ってその時は身体がかなり重かったからだ。
それでだ、その次の日からは宙丸は本格的な練習の前はあえてあまり食べない様にした。広岡達郎監督の頃の西武ライオンズを参考に昼はクラッカーや野菜スティック、トースト等軽食にしてまた炭酸飲料ではなく野菜や果物のジュース、豆乳で水分だけでなくビタミンやカロリーも補給する様にしたのだ。
「ですから練習前は食べ過ぎないで夜遅くも食べない」
「節制ですね」
「まあ食べる時は食べますが」
朝にそうする様にしてい
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