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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
掛け勝負
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て10分の1から4分の1貰えた。(二人で4分の1←ここ重要な)
 
 
「「美味しかったぁ……」」
 
アスナとコハルは今にも昇天しそうな顔をしていた。
 
「βの時より美味かったかも……」
「マジか!?」
「アヤトは甘いもの好きなんだね。すっごく美味しそうに食べてたし」
「まぁな。甘いものっていうかケーキが好きだな」
「そ、そうなんだ……今度作ってみようかな」
「ん?どうした?」
「な、なんでもないよ!」
 
コハルの呟きがイマイチ聞こえなかったけど、まあいいや。
 
「なあキリト。このHPバーの隣にある《幸運値上昇》ってβの時あったっけ?」
「いや、たしか無かった筈だ。でも15分限定って……今からじゃあエリア移動で終わるぞ?」
 
四人で考えていると、アスナが口を開いた。
 
「じゃあ武器強化したいから付き合ってよ!」
 
 
 
 
 
 
 
例の鍛冶屋のところに行き、アスナは自分の愛剣《ウィンドフルーレ》を渡した。
 
「では始めますね」
 
鍛冶屋は一瞬悲しそうな顔をした後、作業を始めた。
 
「心配しなくても添加材は上限まであるし95%はあるしやれることはやったよ」
「やれることは……ね」
 
するとアスナはキリトとコハルの手を握った。
 
「アスナさん!?」
「どうしたの?アスナ?」
「二人の幸運もちょっと貸して」
「あ、じゃあアヤトの分も!」
 
そういうとコハルは俺の手をとる。
 
「でもまあ、失敗してもこわれるわけじゃないよね?」
「はは、そんなこと流石にあるワk……」
 
ポキン……パリン……
 
その時、俺たちの時間が止まったように感じた。
 
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