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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
掛け勝負
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?」
「無理無理!流石に無理があるって!」
 
そんな声をBGMに俺たちは剣で切りつけ続ける。
たしかこいつの弱点は……
 
「額の上のコブって書いてあったよ、でも……あんなの届かないじゃない!!」
 
そう、この牛の高さは4メートル近くあり俺たち四人とも軽装のため突進を受けることも出来ない。
 
「ま、本来は《投剣》スキルで狙うんだろうけど、そんな趣味スキル鍛えてないしなぁ……仕方ない、アレ試してみるか」
「アレ?」
「アスナとコハルは前足を狙ってダウンを誘ってくれ!チャンスは通り過ぎる一瞬だ!細剣ならクリティカル必須!膝関節だ!」
「「了解!」」
「アヤトは俺と来てくれ!」
「おう!」
 
俺とキリトはタイミングを計る。アスナとコハルは関節を狙って攻撃する。お!膝が曲がった!
 
「行くぞ!」
「おう!」
 
俺とキリトは飛び上がる。
 
「ダメだ届かない!」
 
一人のプレイヤーが声をあげる。
そう諦めるのは早いと思うけどな。
 
ギュン!!
 
俺とキリトのソードスキルが発動する。発動したソードスキルはそのまま剣先を向けた牛のコブに飛んで行く。
 
ドシュッ!!パァーッン!!
 
牛はポリゴンとなって砕け散った。
 
「流石アヤトだな。説明しなくても意図を理解してくれるなんてな!」
「まぁな。キリトならこれぐらいするだろうと思ったんだよ」
 
俺たちは拳をコツンとぶつけ合う。
 
「ちょっと!なにそれっ!」
「ふふん、どうだ?こいつは《空中ソードスキル》。簡単そうに見えて結構タイミングがシビアなんだぜ」
 
後ろでキリトとアスナが騒がしいな。何ごと?
 
「ジブンらがローテのルール守らんと居座ったせいでまたアイツらにやられたやないか!どないしてくれるんや?」
「なんだと?君らの回復が間に合わないから俺たちが前線を支えていたんだぞ?」
 
うわぁ、前も喧しいし
 
「帰るか……」
「アヤト君どこに行こうとしているのかな?」
 
アスナの手が俺の肩を掴む。離れる感じしないしどんな力で足止めしてるんだよ……。
 
「そうだよアヤト!さっきの空中ソードスキルもそうだし、ケーキの約束がまだだよ!」
 
あらーバレてしまわれたか。流石にどこぞのラノベの主人公みたいにステルス能力は使えなかったか。
 
 
 
 
 
 
 
「おまたせしました。こちら《トレンブル・ショートケーキ》でございます」
「結構デカイな」
 
アスナがケーキナイフを持つと四当分に切り分け……てないじゃん!?つーか俺たちの薄っす!?10分の1を二人で分けろってか!?
 
キリトと二人で抗議しようとしたら踵で踏まれた、解せぬ。
でもコハルが言ってくれ
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