第57話 ダメっ子シスターズ、初めての学校
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「大丈夫だと思うぞ………………多分」
「「不安だ」」
取りあえず、私達は二人を探すことにした。
「「フェリア姉!!」」
「おおセイン、ノーヴェ」
ウェンディ達を探していると、トイレから出てきたフェリア姉を見つけた。
「どうだ、学校は?」
「結構クラスのみんなも優しく……………って、それよりもウェンディ見てない?」
「ウェンディか?さっきこっちに来て以来見ていないが…………」
本当にどこ行ったんだよ…………
「案外教室に戻ってるんじゃないのか?」
う〜ん、言われてみるとそうかもな…………
「セイン、どうする?」
「どうしようっか…………休み時間も終わりそうだし、一旦帰る?」
「そうするか…………」
結局見つからなかったけど、普通に帰ってきてたらどうしよう……………
問題起こしてないだろうな?
………………一発くらい殴ってもいいだろうか?
「おっ、二人共どこ行ってたんスか?」
紙パックのジュース片手に軽いノリで話しかけてきた妹。
「ウェンディー!!」
「ぎゃはああ!?」
飛び蹴りをかましたけど悪くないと思う。
飛び蹴りは見事にクリーンヒットし、ウェンディは椅子から転げ落ちた。
「このやろー!桐谷から目立つような行動は控えろって言われてんのに、勝手にフラフラしやがって!コッチは必死に探してたのに、当の本人はのんびりかよ!?」
「ノーヴェ、流石にそれは…………」
「いいや、いつも尻拭いしてんだ!これぐらいやらないと割に合わないって」
「だけど、場所を考えようよ…………」
「場所………?」
ふと、周りを見ると、驚いてるクラスのみんなが……………
って、
「しまったああああ!」
「はぁ…………」
転校初日からこれじゃあ引かれるだろ……………
「流石ノーヴェ、良い蹴りっスね…………だけどこんな蹴りじゃあ私を倒す事は出来ないっス!!」
頼むから私を巻き込むな!!
私は普通でいたいんだよ!
「ちょっと、アンタ大丈夫なの?」
「大丈夫っスよ、ツンデレドリルアイドル!」
「変なあだ名付けるな!!」
ベシンと頭を叩かれるウェンディ、だけどウェンディのお喋りは止まらない。
「何言ってるんスか!!そのドリル頭は人間国宝に指定されてもおかしくないものっス!!」
「この髪型がいけないの!?この髪型が………」
「いいや、褒めてるんスよ!!これから先絶対変えちゃいけないっス!!そこのアイドル好きの男子、そう思うっスよね?」
「えっ!?いや……………」
いきなり話しかけられた男子が返事に
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