第57話 ダメっ子シスターズ、初めての学校
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白い奴が多いクラスならいいんスけど………」
「まあ、それもそうだな」
クラス全員がガリ勉ってのはつまんなそうだな。
『今日は転校生を紹介します』
「それじゃあ入るか」
私たちは教室に入っていった。
「初めまして、セイン・イーグレイと言います。姉がここの学校にいるので私たちも転校してきました。分からない事が多いと思いますが、皆さんよろしくお願いします」
いつもとは違う丁寧なセイン。
まあ流石かな。
クラスのみんなは拍手で迎えてくれる。
「私はノーヴェ・イーグレイだ。知らない事も多くて、迷惑をかけてしまうかも知れないけど、どうかよろしくお願いします」
どうかな?
変な所は無いと思うけど…………
みんな、拍手で答えてくれたし大丈夫みたいだ。
「最後は私っス!!私はウェンディ・イーグレイっス!!スリーサイズは上から78、54、75っス、最後に宇宙人、未来人、超能力者は私の前に来るっス!!!」
ウェンディの一言でクラスが凍った。
みんな、ウェンディをイタい子と思ったに違いない。
「そ、それじゃあ3人は空いてる席に座ってね」
先生もウェンディを問題児と見たようだ。
何か警戒しているように見える。
そんな感じで何とも微妙な感じに自己紹介は終わった。
「ノーヴェさんたちの姉って、フェリア先輩?」
「ああ、そうだよ」
「えっと………言って良いか分からないけど、似てないよね………」
「ああ、そりゃあ血の繋がりは無いからな」
「あっ、ゴメン…………」
質問してた人達全員の顔色が曇る。
「別に気にする必要ないよ。私達姉妹みんな本当の家族だと思ってるからさ」
そう言ってもやっぱり曇ったまま。
何でそんなに気にするのか私には分からないな。
「それじゃあ零治先輩とか知ってる?」
「レイ?」
「セインちゃんはレイって呼んでるの!?」
「えっ、そうだけど…………」
あれ?女子がきゃーきゃー言い始めたけど…………
「ねえ、零治先輩とどういう関係?」
「どうって言われても…………」
「そうだな…………最初はフェリア姉に会いに行く時にお世話になってからそれなりにお世話になってるとしか言えないし…………」
「いいな〜あんな面白い先輩が知り合いにいたら楽しそうだな〜」
まあ確かに、零治といると飽きないよな。
「ねえねえ、それじゃあ加藤先輩は?」
「加藤って…………」
「桐谷の事?」
そう言うと更にきゃーきゃーと盛り上がる女性陣。
一体どうしたんだ?
「いいな〜!桐谷先輩ってかっこいいし、クールだし………」
「一度抱
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