ハンバーガーは雑な食べ物という主張はマッ〇と〇スの違いが分からない奴の理屈だってはっきりわかんだね、っていう短編
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に出かける。その関係で彼はAオルタと共にエミヤが住み込みで働く飲食店街の前を通るのだが、エミヤとしては彼が気にかかるようだ。
気持ちは分からないでもない。尋常ならざる眼球を持つ彼は自衛能力が皆無に等しく、なにかとひやひやさせられる。あれでもザップが最低限死なないよう護衛をしているらしいが、彼は臆病であっても引けないときは引かない性格なのが厄介だ。
そして、そういったカルデアのマスターを彷彿とさせる部分のせいか、不思議と英霊に好まれる。
「アグラヴェインから愚痴を聞き、呪腕のハサンと談笑し、ニトクリスの相談に乗り、アンデルセンには頻繁に絡まれ、ジャック・ザ・リッパーには何度もかくれんぼに誘われ、巴御前とオンラインゲームでフレンドだとも聞いているぞ。他にも燕青とは……」
「ちなみに私の把握する限り、レオナルドの仕事以外の友人はどいつもこいつもドがつくほど人のいい奴ばかりだ。人間でないのも多いが」
類は友を呼ぶ、とは敢えて言わないでおく。ちなみにレオは他にもアサシン・エミヤなどの取っつきづらい英霊にも「なんとなく」で積極的に声をかけており、その人の好さには呆れかえるばかりだ。まぁしかし、それを言い出せばライブラの他のメンバーも大概であり――。
「一番おかしいのはクラウス氏かもしれんが。清姫が正気でないことにもスパルタクスの筋肉会話も全く異常だと感じず普通に接していて、未だに狂化という概念を理解していないようだしな」
何故か対バーサーカーのコミュニケーション能力が高いのはひとえにクラウスが天然だからである。天然恐るべし。
= =
さて、アルトリアオルタは世界でも指折りのバーガー狂いであるが、実はこのHLには彼女に匹敵するバーガー狂いがもう一人いる。その一人と公園で待ち合わせたAオルタは彼に声をかけた。
「待たせたな、ネジ。今日はレオが来ないから私が代理だ」
「おぉぉーーーー!!ありがとう、ええと……ハンアルトリアバーガーさん!!」
「アルトリア・オルタだ。面倒だからオルタでいいと言ったはずなのだがそっちの名前をバンズで挟むとは……」
ハンバーガーに対する食欲が溢れすぎてとうとう相手の名前をバーガーで挟んでしまった彼は、人間ではなく異界人である。その名前はフルネームだと非常に長いので親しい者からはネジと呼ばれている。
身長はポリバケツくらいしかなく、二頭身で真っ白な肌といいキノコに虫の口がついたような独特の形状から一目で人外であることがわかる。しかしながらその顔や声、性格は憎めない印象を与えた。
彼の存在を知ったのは、彼がレオと仲良くハンバーガーを食べているのを見た時だった。他の何よりジャック&ロケッツのハンバーガーが好きな彼であるが、悲しいことに異界人を排斥する|隔離
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