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白詰襟の苦悩
第一章
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だが七八の立ち居振る舞いは毅然としていて無駄がなくだ、汚れなぞ全く付かない感じだった。だがそれでもだ。
 彼女はある日同期の同じ女性隊員にだ、こんなことを言った。
「礼装は実はな」
「好きでないのね」
「デザインは好きだが」
 しかしとだ、彼女と二人だけになっているので言った。
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