16・パラレルワールド
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せいじゃない」
アザゼルは、一誠の姿をみて、笑った。
「ロキの呪いで、リアスが、正気を失ったとき、お前とリアスの戦いの後、本来は時空より現れることがないグレート・レッドが現れただろう?」
「あぁ、あの時ですか」
「その通り。あれも時空間の干渉の原因一つを俺は考える」
アザゼルは、そういうと全員を見渡した。
「じゃあ、先生。凰蝶ちゃんは、別次元の人間という事なのですか?」
アーシアの大きな瞳が、アザゼルを見つめた。
「いや、それはあり得ないだろう。現に、あの子には、ご両親が存在している。
いや、待て。もし、彼女が、その親の血をひいていないとしたら?」
アザゼルは、自問自答するかのようにつぶやいた。
「それは、あり得ないわ。この学園に来たときに戸籍謄本を提出してもらっているし、調べはついていますもの」
朱乃は、そのアザゼルのつぶやきに答えた。
「そ、そうか。姫島がいうのであれば、間違えはないだろう」
アザゼルは、一つ咳をした。
「じゃあ、彼女は、何者だというんですか、先生?」
一誠は、いろいろな話が頭の中をぐるぐると駆け回り、訳が分からなくていた。
「さて、そろそろ、一誠の頭から煙がでているみたいだから、本題にはいろう」
アザゼルは、一誠をみてにやりと笑った。そして、その場にいる皆は、固唾をのんだ。
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