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『ガンダム!アブルホール二号機発進!
続いてアブルホール一号機!』
「了解。ルセーブル、後部ハッチより出ます」
アベルがペダルを踏み込み、アブルホールが宙に吐き出された。
射出されたアブルホールが上下360度回転。
「ああ…地球だ。『青く眠る水の星』だ」
『続いてガンキャノン!カイ、ハヤト、リュウ、ホワイトベース上部甲板へ!』
『りょーかい』
『了解だ』
『わかりました』
ホワイトベースの甲板にガンキャノンズが乗ったのを確認したアベルが、ガンダムの隣につける。
「アムロ、ザクを迎え撃つ」
『わかりましたルセーブル中尉』
「アブルホールに掴まれ!こっちから攻める!
ローザ!ホワイトベースから離れるなよ!」
『うん!』
「総員!重力の井戸に落ちるなよ!
あと!作戦の都合上地球を『下』とする!
空間戦闘であることに留意!」
ガンダムのマニュピレーターがアブルホールを掴む。
「いくぞ!」
アブルホールのスラスターが火を吹く。
広大すぎる宇宙では、進んでいる実感はGだけ。
アブルホールとガンダムのコックピット内では二人が歯を食い縛る。
「接敵まで10秒!」
正面からザクマシンガンの弾幕が迫る。
アムロはガンダムを操作し、盾を構える。
アブルホールは被弾面積の関係で無傷だ。
ガンダムがビームサーベルに右手を伸ばす。
「五秒! 三!二!」
ブゥン…とビームサーベルが起動。
「一!」
六機のザクが散会し始める。
アベルは操縦桿を傾け…
「 今!」
光刃一閃。
散会し遅れたザク一機が両断された。
「急速ターン!振り落とされるなよ!」
アブルホールが変形し、進行方向と直角…地球にスラスターを向ける。
そこからU字を描き、ザクの編隊と二キロの距離を保つ。
凄まじいGの中、ガンダムはビームサーベルをラックに直し、腰のビームライフルを手に取る。
ソレを下方に三発。
ビームがザクを掠める。
「アムロ!このまま等速戦闘!砲撃戦!
ライフルの残弾に注意!」
アベルもテールユニットのビームキャノンをザクの編隊に向ける。
ピシュゥン!ピシュゥン!と実弾より軽い発砲音を響かせながら、ザクの編隊をホワイトベースに近付けないよにしている。
デルタ陣形の五機のザク、その最右翼のザクがビームキャノンの餌食になった。
しかしシャアは速度を落とす事なく、ホワイトベースに一直線に進む。
『中尉さん!このままじゃホワイトベースについてしまいます!』
「構うな!自分の出来る事を心掛けろ!
はっきり言ってシャアが攻めてきた時点でジャブロー
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