インテグラル・ファクター編
運命の始まり
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習をする。えーっと腰を据えてっと……おー!!出来た出来た!
「やるじゃねぇかアヤト!こりゃあ負けてらんねーな!……そりゃあ!」
「クラインもな!」
練習をしているうちに夕暮れになってきた。もう5時だな。
「おっともうこんな時間か。そろそろ落ちるわ!アツアツのピザが待ってるからよ!キリト達はどうする?」
「俺も落ちるよ」
「私はアヤトとキリトさんに教えてもらったことを復習してから落ちようと思います」
「そっか!キリト色々あんがとよ!二人もまた会えたら狩りに行こうぜ!」
「私もありがとうございました!もうこれで尻餅つかなくてすむかも」
「俺からも礼をいいます」
クラインはメニュー画面を出してちょっと弄ると突然動きが止まる。
「あれ?ログアウトボタンがねぇな?」
「「「え?」」」
ゴーン ゴーン ゴーン
するとどこからか鐘の音が聞こえて……え?
《はじまりの街 転移門前》
「全プレイヤー集められたんじゃないか?」
「なんだか……怖い……」
コハルは俺の服の裾を摘む。それにしても…………空が……赤いな
WARNINGの文字が浮かび上がる。すると瞬く間に空一杯に広がり、そこから巨大な赤ローブを着た何かが現れた。赤ローブは自らを茅場晶彦と名乗りそして、世界は一変した。
これはーーゲームであって遊びではないーーー
何処で聞いたのか何処で見たのかは覚えていない。でも、俺たちはその言葉を痛いほど思い知る事となった。
「ふざけるな!!」
「ここから出せ!!」
「こんなのいやあああ!!」
恐怖でみんな混乱してる!こんな時に下手に動けば命取りになる……!コハルは!?
コハルは呆然と座り込んでいた。
「コハルっ!!」
「アヤト……。私達、もう帰れないの……?閉じ込められちゃったの……?」
ポロポロと涙を流すコハル。俺がここで慌ててはいけない。とりあえず今やるべきことは
「コハル……。まず落ち着けるところに行こう」
コハルの手を取り転移門前の広場から離れたところにあるベンチにゆっくり座らせる。本当にこれからどうしようか。ここにずっと籠る?そんなの嫌だ!こんなところで腐ってるぐらいなら俺も戦いたい!
「コハル落ち着いた?」
「うん……。迷惑かけてごめんなさい。こんなときしっかりしなきゃいけないのに……」
コハルは俯いてしまう。俺はポンと手をコハルの頭に乗せて優しく撫でる。
「こんな時だからだろ?迷惑なんかじゃないよ」
「あ
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