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トベースで!?
セイラさん俺の部下は無事なのか!?」
『軽傷者はいますが死者は出ていません』
「了解」
アベルはアブルホールを後部デッキに押し込んだ後、直ぐ様前方のデッキに走った。
前部デッキでは技術士官が器材の点検をしていた。
「あ!副所長!」
「アオ!何があった!」
「あ、ジオンの工作員と一戦交えて今は器材の点検中っす」
ケロッと答えるアオにアベルは若干冷静になった。
「いや…そうじゃなくてだな…」
「大丈夫っす。軽傷者はいますけど全員生きてるっすよ」
「や、だからさ…」
「いやぁ、びびったすよ。ガンダムのコックピットの配線弄ってたらモニターにジオン兵が写ってましたからね」
「もういいや…。なんも無いなら俺はマゼランの解体に行くけど?」
「あ、引き留めてすいません。どうぞ行ってくださいっす」
その後は忙しかった。
まずマゼランの解体。
座礁したマゼランをアブルホールのビームサーベルで解体してジェネレータをいただいたり無事だった艦砲を回収したりした。
その後はアムロ達をMSに乗せた件についての書類に追われた。
だがまぁ、それなりの結果が返ってきたのでよしとしよう。
自室の机の上。
そこに広げられた複数枚の書類。
アムロ達の仮入隊証だ。
日時が多少遡っている。
SEEDでマリューがやってた奴である。
本人達にも伝えていない。
俺とカシアス中佐とイシカワ大佐とワッケイン司令だけが知る書類。
何かしら問題が起こった時の保険で、問題がおこらなければこの部屋の金庫で終戦を迎える。
「保険は、かけた」
使う事の無いよう願おう。
そこで呼び出しのブザーが鳴った。
備え付けの直通回線を取る。
「はいルセーブル」
呼び出したのはセイラさんだった。
うん。すっげー美人。
『ルセーブル中尉。艦長がお呼びです。
今後の事でお話があると』
「了解。すぐいく」
書類を纏め、金庫に放り込んで士官服に着替える。
「お兄ちゃん。よびだし?」
ベッドで寝ていたローザが起き上がった。
「ああ、呼び出しだ。で、お前なんで裸なの?」
「シデンさんがこうしたらお兄ちゃんが喜ぶって言ってた」
「あのバカ後で絞める。ローザ服ちゃんと着とけよ」
「はーい」
「ルセーブル出頭しました」
「お呼びだてしてすいませんルセーブル中尉」
なんだろう彼に畏まられると変な気分だ。
「ノア中尉。ため口でいいよ?」
「いえ、技術士官とはいえ貴方は中尉、私は少尉
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