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エアツェルング・フォン・ザイン
そのさんじゅうろく
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させて貰うぜ」

ストレージから魚を取りだし、捌こうとした時…

「霊夢、戻ったぞ」

スキマが開いた。

「あら、戻ったのね藍」

彼女は八雲藍。

八雲紫の式で、この幻想郷でもトップクラスの実力者だ。

「こんにちは八雲藍さん」

手を止め、挨拶をする。

「こんにちは。初めて見る顔だな」

「お初にお目にかかります。私はザインといいます。
先日は私の式が大変お世話になりました」

「ザイン…あぁ、玉藻の主か?」

「はい」

「きにする事ではないさ」

「ちょっと二人とも何の話よ?」

「この前玉藻が世話になったんだよ」

「あぁ、あの九尾ね」

「そういう事だ。ほら材料を買ってきたのだからさっさと作るぞ」

「わかってるわよ」

その後、霊夢や藍さんを手伝ったり俺自身も料理を作ったりと、大忙しだった。

そうして、夕暮れを迎えた。

神社の一室にテーブルを出し、料理を並べていく。

「おーいガキども酒が飲みたきゃ手伝えー」

「わかったのだー」

「あ、摘まみ食いしたらお仕置きね」

「やらしーおしおきなのかー?」

「望むならするけど?」

嘘ですそんな度胸はありません。

「変態なのかー?」

「お前がそう思うんならそうなんだろうな。
お前の中ではな」

「ムカつくのだー」

「はいはい。なら手伝え」

「わかったのだー」

しかしルーミアは俺の耳元へ口を寄せ…

「調子乗るんじゃないわよ?」

ボソッと言ってバカルテットを追った。

………………

「チビるかとおもった…」

いやまぁ、排泄とかしないけどね。

トイレいえばいつぞやアリスに『トイレどうしてんの?』と聞いたら『全て魔力に変換してるからしない』と言われたので『80年代のアイドルかよwww』と言ったら怒られた。

何度も往復して、料理を運ぶ。

「おーい、ガキ共ー。料理出揃ったから残りの面子よんでこーい」

バカルテットをこきつかって宴会に参加するメンバーを呼ぶ。

ぞろぞろと参加者が入ってくる。

「おぉ!旨そうだな!」

「魔理沙、お前はもう少し女の子らしくしたらどうだ?
そんなんじゃ香霖堂の店主を落とせんぞ」

「なんつーか霖乃助は恋愛対象にみれないんだよなぁ…」

「なん…だと…」

魔理沙って霖乃助の事好きなんじゃねぇの?

「つか、ザインって霖乃助の事知ってたんだな」

「会ったことはないが話には聞いてる」

「で、どこに座ればいいんだ?」

「適当にすわれ」

長テーブルを繋げ、その両脇に座布団を並べてある。

「炬燵じゃないのか…」

「こんなで
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