機動戦士ガンダム
番外編076話 065.5話
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求めさせる為に頭を巡らせるのだった。
ザビ家や連邦軍上層部といった者達とは違い、一般の兵士達はルナ・ジオンの建国宣言に対し、強い動揺を覚えている者も多い。
そんな中、宇宙攻撃軍に所属するそのパイロット……ガトーは、以前地球降下作戦の時に出会った人物の事を思い出していた。
(スペースノイドの、真の独立……あの者が言っていたのは、間違いなくこの事だろう。だが……どうする? 私はルナ・ジオンに行くのか? ドズル閣下からの恩義も忘れて。しかし、どちらに大義があるのかと言われれば、間違いなくルナ・ジオンだ。だとすれば……)
ガトーは、ムサイ級にある自分の個室で悩む。
自分の気持ちだけで考えれば、ルナ・ジオンに行きたいと思う。
アクセルから話を聞いて、ガトーもジオン軍を色々と調べてみたが……そこには、目を覆うような行動をしている者が、かなりの数いたのだ。
あくまでもガトーが調べた限りでそうなのだから、そうなると真実がどのような事になっているのか。それは、考えるまでもないだろう。
だが、今まで仕えてきたドズルを見捨ててもいいのか。ましてや、ケリィやカリウスを始めとした部下達をどうするのか。
その事を迷っていると……
「どうした、らしくないな」
「ケリィ」
唐突に掛けられた声は、自分の部下にして親友のケリィ・レズナーのものだ。
「ガトー、お前は自分の思い通りに生きるべきだ。そうは思わないか? お前が最近色々と悩んでいたのは知っているが、あのルナ・ジオンとやらの放送……それは、お前にとって1つの天恵に近いと、そう思うんだがな。どうだ?」
「それは……」
親友の言葉に、何と言えばいいのか分からなくなるガトー。
だが、それでも……ケリィのその言葉は、ガトーの中の迷いを晴れさせる為の一筋の光となるべきものだった。
「これが……ラルの言っていた事か。くくっ、まさか、これ程に大掛かりな事を企んでいたとはな。正直なところ、面白すぎて何と言っていいのか分からないな」
ルナ・ジオン建国の放送は、当然ながら地球にいる闇夜のフェンリル隊もしっかりと見る事が出来ていた。
そして、地球に降下する前にアクセルから渡された映像データを思い出しながら、ゲラートは面白そうな……そして嬉しそうな笑みを浮かべる。
こうして実際に映像に映っていたような大きな騒動が起きた以上、それはつまり……自分の怪我もきちんと回復出来る可能性が高いという事でもあるし、何よりもどうせ戦うのであれば気心の知れた連中と一緒に……と、そう思うのは当然だった。
「なぁっ!?」
宇宙にある、ムサイ級の1隻。
そのブリッジにおいて、その映像を見ていた男は驚愕の声を上げる。
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