第56話 席替え、そして零治キレる
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言われたくない!!」
ものすごく否定するノーヴェ。
「私も、ウェンディよりはダメっ子じゃない自信があるよ」
「ええっ〜!?夜美姉はどう思うっスか?」
「ウェンディがダントツ」
「夜美姉!?じゃ、じゃあ星姉とライ姉は?」
「「ウェンディがダントツ!!」」
「そんな事ないっス!!レイ兄、レイ兄だけが「ウェンディがダントツ」みんなキライや〜!!」
最後に関西弁になったのははやての影響か?
「おかえり。悪いな、勝手に昼飯作って食ってたぞ」
キッチンから顔を出してそんなことを言う桐谷。
加奈はテレビを見ている。
フェリアはどうやら桐谷と洗い物をしていたみたいだ。
「構いませんよ、でなければフェリアが飢えていましたから」
「しっしっけいな!!私は昼飯を抜いたくらいで飢えたりなんか………」
「お腹減ったから作ってくれって言ったの誰だっけ?」
「桐谷!!」
おお、いつも冷静なフェリアが珍しく怒ってるよ。
ただ、洗い物の皿を持ったまま怒るのは止めてくれ………
「ただいまー!!」
「キャロだ!!」
俺はいち早く玄関へ向かった。
「キャロー!!」
「わっ、お兄ちゃん………」
その場でキャロを抱きしめた。
ああ、癒される…………
「いい加減離しなさい!!」
バン!
丸めた新聞紙で俺を叩く加奈。
「キャロが靴を脱げないじゃない!」
「そりゃそうだ、悪い悪い」
そう言って俺はキャロから離れた。
「キャロ、学校はどうでした?」
「ちょっと変わったクラスだったけど面白かったです!!」
嬉しそうにキャロは言った。この様子だと友達も出来たのかな?
この笑顔を見ただけで今日一日の疲れが吹っ飛んだな。
「そうだ!!キャロの制服姿、写真に撮ってない!!」
「そう言えば撮っていませんね」
「キャロ、そこを動くなよ!!」
「は、はい!!」
すかさず俺は携帯を取り出してキャロに向かって構える。
「よし、そのまま……………ハイチーズ!」
パシャ。
おし、写真は結構綺麗に取れた。
「いいね、似合ってるな〜可愛いな〜」
「本当ね〜」
その写真を見て和む俺と加奈。
「キャロ、手洗いうがいしっかりね。それからご飯にしましょう」
「はーい」
星の言葉に返事をしてキャロは手洗いしに向かった。
その後はみんなでご飯を食べて、買ってきたケーキを食べました。
ライが多く食べたいと言って、多めにケーキを買っておいて良かった。
「そう言えばキャロ、今日は随分と遅かったな」
「あっ、お友達と話していたので………」
少し恥ずか
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