暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第56話 席替え、そして零治キレる
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「恥ずかしがって逃げているんだろ?」

「中学生だぞ!?アイドルでもないお前にそんな反応する女子がいるか!?」

「それは……………」

「それにアリサは来るなって言ってたんだぞ!!それで何で気がつかない!!」

「そ、それは他の女の子と仲良くしてる所を見て嫉妬して………」

「お前嫉妬の意味分かるか!?何で嫉妬してるのに|来ないでって言って逃げるんだよ!!」

「………………」

今度こそ何も言い返せなくなったバカ。

「理解したか?お前は俺のせいでなのは達が近づかないんじゃなく、お前自身が嫌われてるんだ!!いい加減気づけよ、いつまで空っぽの頭してんだお前は!!」
「違う!!俺は神様に選ばれたんだ!!俺がこの世界の主人公なんだ!!そんな事あるわけないだろ!!」

救いようがないなコイツ…………

「そう思いたきゃ、ずっとそう思ってればいいだろ。その幻想にすがって生きていけばいいさ」

俺はそう言って出口の方を向く。

「ま、待て!!」
「これ以上話しかけるな。お前みたいな自己中野郎は大っきらいだ。話すだけで虫酸が走る」

俺はそう言い残して屋上を後にした。

「俺はそんなの認めない…………認めないぞ!!」

零治の居なくなった屋上で、デバイスを握り締めていた大悟は一人呟いた……………








「レイ、遅かったですね」
「ああ、悪かったな」

あれから30分近く話し込んでたらしい。

「…………一体何を話していたの?」

「いつものこと。いい加減うざかったから説教してきた。これで奴も少しはマシになればいいけど………」

「?」

ライが首をかしげている。
まあ今日が初めてだし、分からなくて当然か。

「まあ、あいつが変わらなかったら分かるだろ。それより今日どうする?」

「もうお昼の時間ですし、キャロも家に帰ってるでしょう。また明日にしましょう」

「そうだな。………………何か買って帰るか。キャロの初登校のお祝いとして」

「いいのではないか?それなら翠屋か」

「わーい!僕新作の生チョコミルククレープケーキが良い!」

「分かった分かった、なら翠屋に行くか!!」

「「「賛成!!」」」

こうして俺達は翠屋へと向かった……………









「ただいま〜!」

「おじゃましてるっス〜!」
「おじゃましてま〜す」
「お邪魔してるぞ」

キャロの声を期待してた俺にダメっ子3シスターズが出迎えてくれた。

「ダメっ子ってなんだ!!私はダメじゃない!!」

「ノーヴェ、何言ってるんスか?ノーヴェが一番ダメっ子に決まってるっスよ〜」

「お・ま・え・だ・け・に・は
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