第56話 席替え、そして零治キレる
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「恥ずかしがって逃げているんだろ?」
「中学生だぞ!?アイドルでもないお前にそんな反応する女子がいるか!?」
「それは……………」
「それにアリサは来るなって言ってたんだぞ!!それで何で気がつかない!!」
「そ、それは他の女の子と仲良くしてる所を見て嫉妬して………」
「お前嫉妬の意味分かるか!?何で嫉妬してるのに|来ないでって言って逃げるんだよ!!」
「………………」
今度こそ何も言い返せなくなったバカ。
「理解したか?お前は俺のせいでなのは達が近づかないんじゃなく、お前自身が嫌われてるんだ!!いい加減気づけよ、いつまで空っぽの頭してんだお前は!!」
「違う!!俺は神様に選ばれたんだ!!俺がこの世界の主人公なんだ!!そんな事あるわけないだろ!!」
救いようがないなコイツ…………
「そう思いたきゃ、ずっとそう思ってればいいだろ。その幻想にすがって生きていけばいいさ」
俺はそう言って出口の方を向く。
「ま、待て!!」
「これ以上話しかけるな。お前みたいな自己中野郎は大っきらいだ。話すだけで虫酸が走る」
俺はそう言い残して屋上を後にした。
「俺はそんなの認めない…………認めないぞ!!」
零治の居なくなった屋上で、デバイスを握り締めていた大悟は一人呟いた……………
「レイ、遅かったですね」
「ああ、悪かったな」
あれから30分近く話し込んでたらしい。
「…………一体何を話していたの?」
「いつものこと。いい加減うざかったから説教してきた。これで奴も少しはマシになればいいけど………」
「?」
ライが首をかしげている。
まあ今日が初めてだし、分からなくて当然か。
「まあ、あいつが変わらなかったら分かるだろ。それより今日どうする?」
「もうお昼の時間ですし、キャロも家に帰ってるでしょう。また明日にしましょう」
「そうだな。………………何か買って帰るか。キャロの初登校のお祝いとして」
「いいのではないか?それなら翠屋か」
「わーい!僕新作の生チョコミルククレープケーキが良い!」
「分かった分かった、なら翠屋に行くか!!」
「「「賛成!!」」」
こうして俺達は翠屋へと向かった……………
「ただいま〜!」
「おじゃましてるっス〜!」
「おじゃましてま〜す」
「お邪魔してるぞ」
キャロの声を期待してた俺にダメっ子3シスターズが出迎えてくれた。
「ダメっ子ってなんだ!!私はダメじゃない!!」
「ノーヴェ、何言ってるんスか?ノーヴェが一番ダメっ子に決まってるっスよ〜」
「お・ま・え・だ・け・に・は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ