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空に星が輝く様に
465部分:第三十六話 思わぬ出会いその七
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第三十六話 思わぬ出会いその七

「有り難うございます」
「えっ、有り難うって」
「って私達に言ってるのよね」
「その言葉って」
「はい、そうですけれど」
 その通りだとだ。また三人に話すのだった。
「それが何か」
「私達別に有り難うって言われることは」
「そうよね、そんなこと」
「全然してないし」
 先程の三人の話を自分達で思い出してだ。そのうえでの言葉だった。
「むしろ星華ちゃんにいいこと全然してないし」
「碌なことしてないし」
「そんな有り難うって言葉は」
「お姉いつも言ってるんですよ」
 しかしだった。星子は笑顔でこうその三人に言うのだった。三人の顔は星子とは正反対に沈んだものになっていた。まさに対称であった。
「先輩達がいてくれてて」
「私達がいて」
「どうなの?」
「凄く助かってるって」
 そう言っているというのである。
「明るくなれるって」
「明るくって」
「私達そんな」
「迷惑ばかりかけてるのに」
「お姉あれで寂しがりなんです」
 しかしだった。またこんなことを話す星子だった。
「周りに誰かがいつもいてくれないと駄目なんです」
「そうだったの?」
「星華ちゃんしっかりしてるし」
「そんな風には見えないけれど」
 三人はだ。星華をリーダー役と見ていた。それでこう星子に返すのだった。
「いつも私達を引っ張ってくれてるし」
「むしろ私達の方がね」
「そうよね」
「ですから。お姉はいつも傍に誰かいないと駄目なんです」
 そうだとだ。また話す星子だった。
「どうしようもなくなるんです」
「じゃあ私達がいるから?」
「いつも明るくなれるの?」
「あの星華ちゃんでいられるの」
「そうなんです。それでなんです」
 やはりであった。星子はこう話していく。コーヒーを飲みながら。
「お姉も。先輩達がいてくれて明るくなれるんですよ。それに」
「それに?」
「それにっていうと?」
「先輩達とはずっと一緒にいたいって」
 笑顔で三人に話すのは変わらなかった。三人とその表情が対象的なのもだ。
「友達でいたいって」
「星華ちゃんがそう言ってるのね」
「そうなのね」
「けれど」
 それでもだ。三人はまだ言うのだった。
「私達は」
「そんな、とても」
「いたらそれだけで」
「だからそうじゃないですから」
 星子はまた三人のその言葉を否定することになった。
「本当ですよ?お姉先輩達頼りにしてるんですよ」
「私達支えになってるの?」
「つまりは」
「そうなの」
「そうなんです。ですからですね」
 そしてだった。こう三人に言うのだった。
「よかったらずっと。お姉と一緒にいて下さい」
「けれど。悪いことを勧めたり」
「そんなことしてきたし」
「だ
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