第16話
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郎! そんなに勝ちたかったんなら多少重いのを我慢してでも運動神経の良い奴を選べば良かっただろ!」と援護。
ヤンキー先輩の怒りの矛先が佐藤さんに向こうとした時、白鳥さんも「自身の過ちを受け入れられないなんて器が小さすぎますわよ!」と参戦し、ちょっと逃げ腰になりながらも渡辺さんまでもが「そ、そうよ……きゅ、急遽選ばれた大神君は悪くないわよぉ!」と庇ってくれた。
美女(と言われている)から攻められ、ヤンキー先輩も少し怯みがち。
しかし、ここで引いたら男が廃ると思った……のかどうかは分からないが、力を振り絞って何かを怒鳴ろうとした瞬間!
「菊永先生……彼です!」
と小林先生が、体育教師で生徒指導の菊永先生(♂)を呼んできてくれた。
因みに菊永先生は、10人が10人ともヤクザと思う容姿です。
「何だ清水! また問題を起こしてるのか?」
あ、『清水』とはヤンキー先輩のことです。
下の名前は知らないけど。
「ち、違うっすよぉ……」
「キクリン、言ってやってよ! コイツ、大神を無理矢理参加させたのに、負けたのを其奴の所為にしようとしてるんだぜ」
「く、蔵原……てめぇ……余計なこと……」
「やっぱり問題起こしてるじゃねーか!」
ヤンキーな先輩に睨まれても平然としてる蔵原……
そんな奴の密告でヤクザ先生に連行されるヤンキー先輩。
見送る後ろ姿を見ながら舌を出すツワモノな蔵原は、どんな精神をしてるんだろうか?
取り敢えず危険は遠退いたらしい。
「大丈夫だった大神君!」
危険が遠退くと、そこには楽園が待っていた。
何と小林先生が心配の余り俺の頭を胸に抱き締めてくれたのだ。
目を閉じてれば姿は見えないし、触った感触は完全に女性だし、小林先生はナイスバディーだし……もう永遠にこのままで良いって感じ。
体育祭ってステキかも?
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