第16話
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さんの順序で変化。
当然ですが皆さん柔らかいですよ。
その柔らかさが俺の腕や身体に密着するのです。
とってもスパルタな特訓でしたが、天国の様な心地よさでしたよ……目を閉じればね。だって目を開けると猫なんだもん。
そんな天国と地獄を合わせた特訓の効果もあって、何とか本番で2着でゴールすることが出来ました。
特訓を始めた当初はゴールすることもままならなかったのに……
感激でちょびっと泣いてしまったことは内緒だ。蔵原には「何泣いてるの?」と直ぐバレたけどね。
だが感動のまま幕が閉じると思っていた体育祭だったが……
突然のアクシデントで波乱の様相に!
本来出場する予定じゃ無かった騎馬戦に、急遽駆り出されてしまいました。
と言うのも、騎馬戦の直前に行われた綱引き(全員参加)で、騎馬戦で上に乗る予定だった奴が負傷。
我が校の騎馬戦は全学年混同(能力別で騎馬を形成するので、同学年で組む奴も居る)なのだが、騎馬戦に命をかけてる先輩(3年生の、ちょっとヤンキーが入ってる人)がキレ気味に代理を探したそうです。
騎馬の上に乗る奴って事で、兎も角体重の軽い男子に焦点を合わせた結果、美女(一般目線)4人に囲まれ天国を味わってる俺に白羽の矢が刺さりました。
因みに、その騎馬の騎馬役をやる蔵原は「アイツは使えないと思うよ」と、ある意味フォローしてくれたのですが「うるせー、もう時間がねーんだよ!」と先輩に押し切られてしまいました。
超怖ー!
騎馬戦に出場するのも怖ければ、並み居る対戦相手も怖ー!
そして何より味方なはずのヤンキー先輩が一番怖ー!
唯一の救いは蔵原が俺を支えてくれてる事だ。
蔵原は「急に招集されたんだから、負けて当然って気持ちで気楽にやりなよ」と言ってくれてるんですけど、ヤンキー先輩は「馬鹿野郎、勝つことに意味があるんだ!」と負けず嫌い感を発揮。
それを聞いた蔵原は「あ〜はいはい」と言った後に「うるっせーな馬鹿」と小声で反論。
聞こえていたら味方同士の大乱闘になっていたかもしれないのだが、幸運な事に聞こえなかったらしい。
お陰で危険地帯に放り込まれる貧弱ウサギな俺。
結果は当然、一本のハチマキも取れず敗退。
激怒するのはヤンキー先輩。
負けた原因を全部俺の所為に……いや、まぁあながち間違いじゃないんですけど。
殺されそうな勢いで怒鳴られる俺を見た蔵原が「アンタは馬鹿か? 練習もしてない貧弱野郎を仲間にして、勝とうって思ってることがおかしいんだ! 自分の人選ミスを他人の所為にするな馬鹿!」と俺のフォローというか、喧嘩を売っているか判らない台詞を……
そんな台詞を聞いたヤンキー先輩は、今にも蔵原を殴りそうに……
だが俺が理不尽に怒鳴られてるのを見てた佐藤さんが「蔵原の言う通りだ馬鹿野
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