462部分:第三十六話 思わぬ出会いその四
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第三十六話 思わぬ出会いその四
「だからそれにしたら?」
「そうだな。それじゃあな」
「私は何にしようかしら」
津島は狭山にイカ墨を勧めてから自分のことを考えた。
少し腕を組んでだ。そうして言うのだった。
「そうね。フェットチーネで」
「ああ、あの幅の広いやつだよな」
「そうそう、それそれ」
まさにそれだというのである。
「それをそうね」
「ソースはどうするんだよ」
「あっさりとペペロンチーノにするわ」
今度はそれにすると。津島は決めた。
「それじゃあね」
「よし、じゃあそれで決まりだな」
「また食べましょう」
「ワインも持って来てな」
そんな話をしてからだった。二人で楽しんでいた。するとだ。
少し離れたにだ。ある面々が来た。それは。
「あれっ、あの連中」
「そうよね、四組のね」
「あの賑やかな三人組だよな」
「間違いないわね」
二人はパスタを口に出したまま話し合う。無論食べながらだ。
「あの連中もこの店知ってたんだな」
「やっぱり食べ放題飲み放題かしら」
「そうじゃないのか?」
こう津島に返す狭山だった。
「だからここに来たんだろ」
「やっぱりそうなのかしら」
「多分そうだろ」
また言う狭山だった。
「今それで人気だしな」
「成程ね。そういうことね」
「まあ誰が来てもおかしくないだろ」
こう答える狭山だった。
「それじゃあな」
「うん、私達は私達でね」
「飲んで食うか」
「どんどんね」
こう話して自分達のことに戻るのだった。とにかく飲み食いしていく。
その仲でだ。三人はだ。
狭山達と同じ飲み放題食べ放題を注文してからだ。そのパスタとワインを飲んで食べながら話をしていくのだった。そうしてであった。
座っている席は狭山達の席と全く同だ。だが話している内容は違っていた。
「星華ちゃん立ち直れそうね」
「そうね」
「やっとね」
彼女のことをだ。心配しながら話すのだった。
「何とかね」
「それで今日はバスケ部の先輩と一緒だったわね」
「そうよ」
橋口がこう二人に話した。
「それで百貨店に言ってるの」
「いいんじゃない?それって」
「私もそう思うわ」
野上と州脇も彼女のその言葉にこう返した。
「そうして色々な場所に頼りになる人と行くのもね」
「いいことだしね」
「そうね、やっぱりね」
橋口も二人の言葉を受けて笑顔で言った。三人は赤ワインを飲みながらラザニアをスプーンで食べている。三人はまずはそこからだった。
そうしてであった。さらにであった。
「私達だけじゃね」
「何かお付き合いが限られてくるし」
「それなら」
こう話していってであった。
「星華ちゃんにとってもね」
「そうよね」
「先輩
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