純粋なお遊び
合縁奇縁のコンサート 6
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
代の微妙な違いを述べよとか言われちゃうと難しいです」
「じゃあ、クロスツェルとアーレストさんの容姿に違いは?」
「髪の色が違うだけの同じ顔にしか見えません」
「当然、リースリンデにも」
「同じに見えてると思いますよ」
「……そう、よね」
私は、外見とか雰囲気が何処となく似てるなって思ってたんだけど……最初から同じ外見にしか見えてないなら、リースリンデが一ヵ月もの間悩んで気付いた二人の共通点は「外見じゃない」ってこと?
目に見えないモノ……力の面だと、アーレストさんが持ってる力とクロスツェルが受けてるロザリア達の加護では系統が違うっぽいし、精霊達はアーレストさんを汚いとも綺麗だとも言ってないから、その点で似ているとは言い難い。
しかも
「リオルカーンは、クロスツェルが好き?」
「リース達を助けてくれた点では感謝してますし、稀に見る綺麗な人間だとは思いますが、それ以上の好感は有りません」
「……でしょうね」
リースリンデ単体と精霊達のクロスツェルに対する感情には開きがある。クロスツェルと似てるからって理由でアーレストさんの傍に留まりたいとまで思うのは、多分リースリンデだけ。
つまり、精霊達が似ていると感じた二人の共通点は、外見でも神や悪魔が持つ力でも無くもっと別の、「本来、精霊族の好感度には影響しない何か」?
精霊に恋愛感情は無いって言ってたけど……もしその通りならあの子、クロスツェルの「何」に、どんな好意を持ってるのかしら……。
<i8182|32367>
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ