461部分:第三十六話 思わぬ出会いその三
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た。二人共食欲もまた健在だった。そちらもであった。
「お代わりしましょう」
「だよな。俺今度は」
「何にするの?」
「スパゲティにするな」
ペンネの次はそれだというのである。
「問題は何にするかだけれどな」
「イカ墨なんてどう?」
「それか」
「そう、あれは美味しいわよ」
それでだというのだ。二人の皿は今はトマトの赤だけが残っている。
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