暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2145話
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市や基地施設には、ルナ・ジオンとシャドウミラーの戦力が向かいますが、大人しく降伏するのであればザビ家と違って横暴な真似はしません。もっとも、占領行為そのものが横暴なものだと言われてしまえば、それまでですが」

 まぁ、いきなり月をルナ・ジオンが支配すると口に出したのだから、それこそこの放映を見ている者は驚くだろう。

「また、今も言った通り今日攻撃をするのは、あくまでもグラナダ以外の月面都市です。グラナダは……明日、こちらにいるシャドウミラーのアクセル代表が、1機だけで攻撃を行う事になります。また、グラナダにいるジオン軍の方々は安心して下さい。アクセル代表は出来るだけ人を殺さないようにしてくれるとの事ですので。……もっとも、あくまでも戦争である以上、場合によっては死ぬ可能性もあるかもしれません。アクセル代表が怖いのであれば、戦いを挑まず、素直に逃げる事をお勧めします」

 そう告げるセイラの言葉は、忠告……ではなく、これは忠告に見せかけた挑発だろう。
 まさか、こうして全世界に放送をしている状況で逃げろと言われ、それで実際に俺だけを相手にするのに逃げるような真似をするのであれば、それこそ大恥を掻く事になるのだから。

「それと、明日のグラナダ攻略戦に際しては、アクセル代表に随伴する撮影用の機体から中継しますので、シャドウミラーの力が……幾多もの世界の戦いを潜り抜けてきたその力がどのようなものなのか……存分に堪能するといいでしょう。また、ルナ・ジオンの後ろ盾となるシャドウミラーがどれだけの力を持っているのか……それをしっかりと把握した上で、後日改めてルナ・ジオンという国家として、色々と皆さんと交渉する事になるでしょう」

 その言葉を最後にハッキングは終了し、セイラの全世界に対するルナ・ジオンの建国宣言は終了するのだった。
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