暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2145話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は特に緊張した様子はなく、口を開く。

「アルテイシアから紹介があったが、俺の名はアクセル・アルマー。……一体どのような人物なのか、疑問を抱く者も多いだろう。それは当然だ。ジオン・ズム・ダイクンの子供たるアルテイシアに協力し、このような行為を行っているのだから。だから、率直に言わせて貰おう。俺はこの世界の人間ではない。こことは違う世界。異世界や平行世界といった場所からやってきた人間だ。文字通りの意味で、俺はこの世界の人間ではない」

 そう言い、いつものように右手を白炎に変えて炎獣を生み出す。
 数十匹の、小鳥やリス、子犬、子猫といった炎獣が周囲を走り回るのは、幻想的な光景と言えた。

「見ての通り、俺はこの世界に存在しない魔法というものを使う事が出来る。また、俺の国シャドウミラーはこの世界以外にも様々な世界と交流を持っており、異世界間同士での貿易も盛んだ。……そんな訳で、この世界に来た俺はふとした事でアルテイシアと出会い、その事情を理解し、協力する事にした。既に突撃機動軍の偵察部隊は俺達がいる場所がどのような場所なのかは分かっていると思うが、このような物をすぐに用意する事が出来るのは、この世界の人間にはまず無理だろう」

 実際にはこっちでも色々と準備はしていたのだが……それでも空間倉庫により、クレイドルがいきなり姿を現したというのは、この世界の人間にとっては、到底理解出来ない筈だった。

「さて、では俺の正体も知らせた事だし、場をアルテイシアに譲ろう」

 そう言い、俺が後ろに下がるとセイラが前に出る。

「ありがとうございます、アクセル代表。……そのような訳で、私はアクセル代表に協力して貰い、ザビ家によって不条理な目に遭っている者達や父ダイクンの協力者であった者達と協力し……」

 ここで一旦カメラはセイラの後ろに控えている者達を写す。
 ……これを見たジオン軍の連中は、絶対に驚いただろう。
 青い巨星に黒い三連星といった有名どころの姿があり、首都防衛大隊を率いて准将の地位にいるアンリの姿があり、ダグラスの姿があり……それ以外にも、少しは名の知れた者達が大勢集まっているのだから。

「ここに、真のジオン……ザビ家の独裁ではなく、スペースノイドの独立を勝ち取る為の新国家……ルナ・ジオンの建国を宣言します!」

 そんなセイラの言葉に合わせるように、他の者達が盛大に拍手をする。
 だが、その拍手もセイラが軽く手を一振りするのと同時に、静まった。

「ルナ・ジオン。その名を聞けば分かるでしょうが、このルナ・ジオンという国は月を領土とします。……勿論、現在月にはフォン・ブラウンを始めとして様々な月面都市があるでしょう。ですが、それらの月面都市には私達ルナ・ジオンに従って貰います。これから、グラナダ以外の月面都
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ