暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2145話
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なく、あくまでもサイド3のみが独立をする為のもので、その為にサイド3以外のスペースノイドに対して強い負担を強いています。私はジオン・ズム・ダイクンの子供として……何より、父ダイクンの提唱したニュータイプの1人として、そのような行為を見逃すことは出来ません」

 そう告げたセイラの言葉に、この場にいるルナ・ジオンの人間が驚いたのが理解出来る。
 ……まぁ、セイラがニュータイプとして覚醒したというのは、それこそ知っている者は少なかったからな。
 それが全世界に対して放送しているこの場で、自分がニュータイプだと認めたのだ。
 当然のように、その反応は大きくなるだろう。
 実際にはセイラがニュータイプとして覚醒したのは、あくまでも俺と接触したからなのだが。
 そのおかげで、ステータス的に言えばニュータイプレベルが7か8といったくらいの高レベルなニュータイプになっている筈だった。
 もっとも、今後そのニュータイプ能力がより上がるのかどうかというのは、俺には分からないが。
 俺のパターンから言えば、敵と戦って……いや、敵の命を奪う事によって経験値やPPが溜まり、レベルアップするなり、PPで強化していくなりといった事が出来る。
 だが、それはあくまでも俺の場合であって、少なくてもセイラがPPを弄るといった真似は無理だ。
 そうなると、レベルアップする必要があるのだが……まさか、ルナ・ジオンの女王となるセイラが戦場に出るというのは、少し無理がある。
 まぁ、シャドウミラー代表という立場にありながら、未知の世界に自分から飛び込むような真似をしてる俺が言っても、説得力はないのだが。

「今のザビ家を見すごせないと、私は今までそう思いつつも、実際には手を出す事は出来ませんでした。私と兄をサイド3から連れ出してくれたジンバ・ラルもザビ家の刺客によって既に亡く、兄……キャスバル・レム・ダイクンも姿を消してしまいました」

 実際にはシャアとして生き延びているのだが、その辺はまだセイラも口にはしないのだろう。

「そんな中で、私は運命の出会いをします。……アクセル代表、こちらへ」

 セイラに促され、俺は1歩前に出る。
 尚、今の俺の姿はこの世界のデフォ……ムウ・ラ・フラガとして有名になった10代半ばの姿ではなく、20代の姿となっている。
 俺の事を知ってる者であっても、まさか同一人物だとは思わないだろう。

「改めて紹介します。彼は、アクセル・アルマー。私が今回のような行動に出ることを決意した、最大の理由でもあります。……アクセル代表」

 セイラに促され、更に1歩前に出る。
 それと連動するかのように、セイラは1歩後ろに下がる。
 恐らく、今このUC世界の殆どの者が俺を見ているだろう。
 それは分かっているのだが、それでも俺
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