オーバーロード 狼牙 3
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た料理に慣れてしまったために以前ほど喜べない。しばらく待って全員が落ち着いた所で朝食が目の前に並べられて、ちゃんとした朝食が始まる。
「うわぁ、すごく美味しいですねヴァイトさん!!」
「そうだろう!!もっと美味しいものがいっぱいありますから、ちょっとずつ好き嫌いなんかも見つけていきましょう」
上機嫌に普通の料理を食べてもデミウルゴスやセバスたちから文句というか、お願いというか、もっと良い物を食べてほしいと言われることはない。自分たちが耐えれなかったりしたものを美味しそうに食べる姿を見てしまっているから。
「モモンガさん、あそこ行きましょう、スパナザリック」
「ええっと、ああ、あのいろんなお風呂がある」
「そう、るし☆ふぁーのゴーレムが動かない限りは大してコストが掛からないあそこですよ。お湯が使い放題ですよ!!」
「贅沢の極みじゃないですか!!そうだ、皆にも開放しよう。二人だけだと逆に落ち着かなさそうだし」
モモンガさんの言葉に守護者達が驚いている。
「至高の御方の為に作られた設備を我々が利用するなど」
アルベドが断ろうとするが、それに対する反論は用意してある。
「アルベド、使われないというのは虚しいものだ。お前たちが本来の役目を果たせなかったようにな。存在する以上、存在する意味がある。設備は使われてこそだ。コストが高すぎて使うのを躊躇うこともある設備や仕掛けなどもあるにはあるが、それはそれで悩まされるという役目がある。スパナザリックはコストも低く、我々二人だけでは使い切れん。特に、女湯は使えん。るし☆ふぁーのゴーレムに襲われるだけだ。アレとはタイマンならばともかく、複数体に襲われると不覚を取りかねないからな。宝物殿の最終防衛ラインにも使われてるぐらいだし」
「そうですよね。アレとは戦いたくないです。と言うわけだ、アルベド。皆でマナーを守って使え」
ついでに伝言でアルベドに指示を送る。
『作戦に変更なし。入念に準備せよ』
『畏まりました』
「あ〜〜、贅沢すぎる」
「初めてですけど、これはいいですね〜」
当たりくじを引いたマーレとデミウルゴスに背中を流してもらい、広いジャングル風呂に揃って浸かる。
「娯楽小説なんかで命の洗濯だなんて書かれてる意味がやっとわかったな〜」
「良いフレーズですね〜」
今襲撃を受けたら即応できないだろうな。そんな事態は起こりえないから問題ないな。
「あ〜、チェレンコフ湯なんて作らせるんじゃなかった。もっとまともな風呂を作らせるんだった」
「何が入っているか分からないでしたっけ?最悪、ランダムでしょうね」
「実験致しましょうか?」
「やめておけデミウルゴス。実験な
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