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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第55話 新学期、俺の平穏は何処へ………
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けど一体何されてるのだろう?」

なのはが「魔王?」とか呟いてこっちを見てるけどスルーする。
いいから宿題終わらせろ。

「まあ取り敢えず頑張ってね零治」

「無事を祈ってるわ」

フェイトとアリサ、案外冷たかった…………

「フェリア………」

「私はあの集団に関わりたくない」

俺には誰も味方がいなかった……………





「さて、恒例の質問タイムに入るわよ!!じゃんじゃん質問しちゃって!!」

「ハイ!!」

早速SBS団の一人が手を上げた。

「中森君!」

「スリーサイズを教えてくだ………へぶっ!?」

側にたまたま落ちていた軟式の野球ボールを俺はめい一杯の力で投げた。ボールは中森の顔面にヒット!!

「何しれっと最低な事を聞いてるんだよ!!」

そんな俺に女子から拍手が……………
ヤバイ、ちょっと照れくさい。

「まあ自業自得ね。次、誰かいる?」

「はーい!」

「筒郷さん」

ヤバイ!!彼女は別名つつぬけさん。スキャンダルを的確に発見する新聞部のエースだ!!

「零治君との関係を教えてください!!」

うわっ、女子の目の色が変わったぞ…………

「か、関係って………」
「べ、別に僕たちは………」
「特にな、何も…………」

モジモジしてる3人は可愛いけど、SBS団だけでなく、良介と圭以外の男子からも殺意の視線を感じる。

俺は身の危険を感じ、即座に良介とアイコンタクトをした。

ピキーン!!

(お前の死は無駄にしない………)

(速攻で切り捨てた!?)

な、ならば圭に助けを………

ピキーン!!

そっぽを向いている…………

(何か反応してくれ!!)

俺の数少ない親友にも切り捨てられた……………

「キャロ、俺を導いてくれ……………」

いつの間にか質問タイムは終わり、俺の処刑のカウントダウンも着々と過ぎていった…………






一時間目の休み時間をなんとかやり過ごし、
今は二時間目の休み時間。

「おい、話があるんだが……………」

いきなりバカが話しかけてきた。
こいつには珍しく真剣な顔だ。

いつもこんな感じでいれば普通にモテると思うんだけどな。

「お前について行って処刑なんて勘弁なんだけど…………」

「今はその用件じゃない。それは後でやる」

やるのかよ……………

「それとは別に話がある、付いてこい」

そう言ってバカはさっさと教室を出ていった。

「いや、俺は何処に行けばいいんだよ………」

俺が立ち上がる前に、既に教室から姿を消したバカ。俺、何処に行けばいいか知らないんだけど………
アイツ、シリアス気取
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