第55話 新学期、俺の平穏は何処へ………
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るぞ!!しかも三人も!!」
一人の男子生徒が騒ぎ始めた。
「ほら、転校生だって。しかも3人。うちのクラスから3人転校したから3人入るのかしら?」
「そうだと思うよ。零治はどう思う?」
「キャロ……………」
「アンタね……………」
イライラし始めたのか、肩がわなわな震えているアリサ。
「アリサ、抑えて抑えて…………」
「目を覚ましなさい!!」
「あがっ!?」
俺の頭にチョップを繰り出したアリサ。
痛いというより、何か響くな……………
ってあれ?
「俺は一体…………」
「目を覚ました?」
「俺、眠ってたのか?」
「寝てたというより、心ここにあらずって状態だったわよ」
「心あらず?何で?…………………」
「それはキャロちゃ………」
「フェイト駄目!!」
「………………キャロ」
大丈夫かな…………心配だな…………
「ほらまた戻った」
「ごめん……………」
「仕方ないわね…………はっ!!」
「あがっ!?あれ?俺は一体………」
*ここからはループになります。
「みんな久しぶりね。夏休みはしっかり堪能した?今日から2学期だけど、気を抜かず頑張っていきましょう!…………って言ってるそばから………どうしたの零治?」
頭に多くのタンコブを付けて、ボーッと空を見ている零治。
寝ているわけでも無く、ただボーッとしているだけ。
「ああ、気にしないでください、少し休めばいつも通りになりますから…………」
フェイトがそう言ったけれどイマイチ分からないわね………
「一体どうゆうこと?」
「シスコンと言えば分かると思います」
「アリサありがとう、理解できたわ。全く…………後で星の説教ね…………」
ハァと私はため息を吐いた。
星の言っていた通りになったわね。
まあそんな零治でも転校生を見ればそんな態度でいられなくなるでしょうね。
楽しみだわ。
モテない男子諸君!せいぜい楽しませて頂戴。
「さて、知ってる人もいるかもしれないけど、今回うちのクラスに3人転校生が来ます。男子諸君喜びなさい!!3人とも女子よ。しかもとびっきりの美少女!!」
「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」」」」」
流石男子、ノリがいいわね!!
「それじゃあ呼ぶわよ、3人共入ってきて!!」
そう言って私はドアを開けた。
なにやらシャイデが俺のことをバカにしたような気がするけど、気にならないな…………
いつもなら反論するけど。
そんなことどうでもいいくらいキャロが気になる。
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