機動戦士ガンダム
2144話
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だよな。
実際、俺は10人以上の恋人を持っているのだから。
だからこそ、今回の一件は俺からではなくシーマに頼んだ方がいいのだろう。……うん、多分。
決して俺がアンリの相手をするのが面倒だからとか、そういう理由ではない。
「頼む。クレイドルの方での受け入れ態勢は整っているから、宇宙港に入ったら量産型Wの指示に従ってくれ」
『分かってるよ。戸籍だろう?』
「そうなる」
マハルにいる時は、市民登録とか戸籍とか、そういうのを全くしていなかった奴もいる。
だが、クレイドルに住む以上は、当然そういうのは許可出来ない。
きちんとやって貰う必要があるのだ。
……実際にクレイドルに来るという事を決めた時には、しっかりとその旨を通達するようにシーマには言ってあるし。
もしそれでも嫌だと言ってごねるようなら、マハルに返すだけだ。
自分で選んだ選択なんだから、もしそのような事になっても、本人達は後悔しないだろう。
「じゃあ、後はこっちで待ってるから、悠々と移動してきてくれ」
『了解』
その言葉と共に通信が切れ……それから少しすると、量産型Wから報告が入る。
予想通り、グラナダから偵察に来ていたと思われる艦隊――3隻だが――は、月に近づいてくる艦隊に向かって接触を図ろうとしたらしい。
だが……結局クレイドルを守っているメギロートがシーマ達の艦隊を守っている事もあり、接触は出来なかった。
いや、通信の類であれば接触出来たかもしれないが、シーマ達はそれを黙殺したらしい。
ルナ・ジオンという国にとって、それが最善であると判断したのだろうが、実際にこちらとしてもその通りなんだよな。
もっとも、物理的にどうにかしようとしても、結局のところ偵察に来ているのは3隻にすぎない。
シーマ艦隊、アンリ艦隊、その総数はザンジバル級、ムサイ級、パプア級、全て合わせて20隻以上となる。
パプア級は輸送船で、今回の場合はルナ・ジオンに所属する事になる人以外にも、MSを運用していく上での補給物資やら何やらといったものを満載しており、戦力としては数えられない。
だが、ザンジバル級とムサイ級は当然のようにMSを満載しており、MS運用能力のないチベ級1隻とムサイ級2隻でどうにかなる相手ではない。
ましてや、海兵隊と首都防衛大隊に所属するMSパイロットの練度は非常に高い。
首都防衛大隊に所属するMSパイロットは戦傷を負ったMSパイロットだったが、MSの方を改造して、手足の1本くらいなくても普通に操縦出来るようになっている。
……もっとも、結果としてそのMSは改修したMSパイロット専用の物となってしまったが。
ともあれ……そんな精鋭揃いを相手に、偵察部隊だけではどうする事もなく、シーマ艦隊、アンリ艦隊は無事にル
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