第七千二百三十一話 遂に到達
[8]前話 [2]次話
第七千二百三十一話 遂に到達
日本とロシアはようやく富士山の頂上に到達しました、ロシアは頂上に来て日本ににこりと笑って言いました。
「着いたね」
「はい、これでです」
日本もにこりと笑って応えます。
「踏破です」
「いや、やり遂げたって思えるよ」
「そうですね、そしてです」
「これから帰るんだよね」
「そうです、麓まで」
「麓まで帰ることも大変だよね」
ロシアはもうこのことも考えています。
「そうだよね」
「そうです、頂上まで着くことも大変ですが」
実際にこう答えた日本でした。
「麓まで戻ることも考えますと」
「余計に大変だね」
「登山はこのことも考えないといけないです」
「頂上に着いて終わりじゃないんだね」
「そうです、では戻りましょう」
今度は来た道を戻ります、登山は麓に戻るまでなのです。
第七千二百三十一話 完
２０１８・８・２２
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除