機動戦士ガンダム
2143話
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のラル達は、ただ唖然とした様子でクレイドルの中をを見ている。
ゲートが設置されているのは、クレイドルの中でも中心部。ルナ・ジオンの中央と呼ぶべき場所だった。
当然そこは建物としても一際目立つような作りになっており……正確には、城と呼ぶに相応しい建物となっている。
これ、多分クレイドルを作った時の技術者が悪のりして作ったんだろうな。
いやまぁ、元々クレイドルが次世代の新型マクロス級移民船団の雛形というか、試しとして作られた代物だと考えれば、普段作れないような代物を作ってもおかしくはない。
……そういう意味では、やはり城を作るというのもおかしくはないのだろう。
ルナ・ジオンの女王となるセイラが住む場所と考えれば、城というのは寧ろ相応しい。
街並みの方も、最新の技術を用いてしっかりとした作りになっており、渋滞の類は殆どなくなる……とまではいかないが、大分少なくなるのは間違いない。
そんな風に思っていると、セイラやラル達が俺の前に到着する。
「どうだ? これがルナ・ジオンの首都、クレイドルだ」
「……凄い、としか言えないわね」
しみじみと呟くセイラの言葉に、ラルや他の面々もそれに同意するように頷く。
まぁ、これだけの代物を受け取っておいて、それが当然といった態度を取られるよりは、こちらとしても好意的に受け止める事が出来るが。
「後は、シーマとアンリの艦隊が到着するまで……いや、それよりも前にグラナダから偵察が来るか? とにかく、これからお前達は寝る間もないくらいに忙しくなるから、注意しておけよ」
セイラ達に向かい、俺はそう告げるのだった。
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