第54話 母と子
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くお願いしますっス、桐谷兄、加奈姉」
「「よろしく!!」」
ウェンディに続いて、セインとノーヴェも言った。
「これから大変だな、桐谷と加奈」
「出来ることがあれば手伝ってあげましょう」
星の言うとおりだな。
なるべく手伝ってやろう。
トラブルは嫌だけど……………
「済まない、大変だと思うがよろしく頼む」
「構わないよ、フェリアも時々遊びにくればいい」
「ああ、礼儀正しくしてるかチェックしにいく」
「「「えっ!?」」」
これで最低限収まるだろうな。
「…………………」
そんな様子をじっと見ているディエチ。
「すまないね、ディエチ………」
「分かってます。それに地球に行けない訳でも無いので構わないですよ。それにトーレ姉とクアットロだけじゃ大変でしょう。今日も居ないのはそのためですね?」
「ああ、そうだよ」
「私は夏休みをもらいましたし、頑張りたいと思います」
「ありがとう…………」
何のことか分からないけど重要な事みたいだな。
協力できればいいんだけど………
取り敢えずこれで話は終わりかな…………
「そしてもう一つ、キャロ君」
「は、はい!!」
いきなりスカさんに声をかけられ、固まるキャロ。
「楽にしてほしいのだけれど…………」
ちょっと悲しそうだなスカさん…………
最近気持ち悪いとか言われて無かったからショックだったみたいだな。
「で、スカさん、キャロに何のようだ?」
「あ、ああ。フリード君のことなんだけど………」
「フリード?」
「キュイ?」
二人揃って首をかしげる。
「実はね、フリード君、キャロ君が行ってからずっと寂しそうにしてたんだ。どうしても見ていられなくてね、それでいいものを作ったのだが………」
そう言って着ている白衣から小さなボールみたいな物を取り出した。
「ウェンディ達がやっていたゲーム、モンポケコレクションに出てきたボールをマネして作ったこのボール、ゲームみたいにモンスターを捕まえる事が出来るのだが…………」
ちなみにモンポケコレクションはあっちのポケモンと同じだ。
「これを使えばフリードといつも一緒にいられるよ。それに中に入っていても念話で会話出来る様に作ったから持っていればいつでも会話出来るよ」
スカさん、アンタに不可能はないんじゃないか?
いつかオーOド博士みたいな事言わないよな…………
「試してごらん」
そう言ってスカさんはキャロにボールを渡した。
「ど、どうすれば………」
「真ん中のボタンを押してごらん」
キャロは言われたとおりに真ん中にあるボタンを押す。
すると小さかったボールが手
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