第54話 母と子
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「何でそうなるんスか!?それだと私がいつも何かしてる見たいじゃないっスか!!」
「違うのか?」
「うわあああん、レイ兄〜!!ノーヴェがいじめる〜」
嘘泣きしらがら抱きついてくるウェンディ。
俺はそれをサイドステップで避けた。
「な、何で逃げるんスか!?美少女に抱きつかれて嬉しくないんスか!?」
「お前が美少女だとしても、ウェンディ、お前は駄目だ。それにどう考えても日頃の行いが悪い………」
「いや〜、美少女だなんて恥ずかしいっスよ〜」
「……………それと頭もな………」
そう言ったがウェンディは聞いちゃいない。
どうやら美少女と言ったことに照れているようだ。
「で、続きを言って良いかい?」
「うん」
待っていたスカさんが続きを話し始める。
「それで、前から3人はチンクの事が羨ましいと言っていたのを考えていてね。桐谷君の許可も取れたので3人にはチンクと一緒に学校に行ってもらうよ」
「「「……………………」」」
言われた3人は静かになり、
「「「いやったあああああああ!!!」」」
と大はしゃぎ。
「あの………レイ?」
申し訳なさそうに星が聞いてくる。
「ん?どうした?」
「3人が学校に来たら更に負担が…………」
「大丈夫、桐谷に全て一任する」
「おい、そこのアホ」
桐谷が何か言ってくるが聞こえない〜
「ていうか、私、全く聞いてないんだけど………」
「いいじゃないか、どうせ俺と加奈しかいないんだし」
「まあ構わないけど、勝手に決められるとなんだかな………」
「まあ仕方ないだろ」
「加奈姉は私達が一緒だと嫌っスか?」
「ものすごく自重してくれれば構わないけど………」
「うっ!?」
うっ!?じゃねえよ…………
「えっと………いいの?」
「いいわよ。2人だけだと部屋も余ってるし、3人が一緒にいたほうが楽しいでしょ」
「うん!ありがとう!!」
セインは嬉しそうに加奈に言う。
「帰って学校の準備しないとな!!」
「ノーヴェ、落ち着け」
ノーヴェも興奮してるみたいだ。
「学校の方は大丈夫なのか?今の時期にいきなり転校生って………」
「桐谷、シャイデに基本不可能は無い」
何故そんなことが出来るのかは不明だけどな。
「ねえ、セイン達の学年はどうするの?」
ライが質問する。
「セイン達は一年に転校してもらう事にしよう。そうすれば違和感もないだろう」
まあ妹に見えるか微妙だけど……………
ガキっぽいから大丈夫か。
「まあそれが無難だな」
夜美もどうやら同じことを考えたみたいだ。
「これからよろし
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