機動戦士ガンダム
2142話
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している証だろう。
だが……今回に限って、それは悪手でしかない。
ツイン・ドライブとエナジーウィングを使い、急速にメギロートとの距離を詰めていく。
向こうはこっちが近づいてくる事で、そうはさせじとサークル・レーザーを放ってくる。
メギロートから放たれた時はそこまで効果範囲は広くないのだが、距離が離れれば離れる程にその効果範囲は広くなり、回避するのは難しくなる。
もっとも、それはあくまでも普通の機体ならばの話だが。
エナジーウィングを使い、5機のサークル・レーザーの間をすり抜けるようにして間合いを詰めつつ、通り抜けざまに先頭にいたメギロートの胴体をヒートロッドにした尻尾で切断する。
ブラックホールエンジンと時流エンジンのエネルギーを直接流してるからか、ビームサーベルと大して変わらないだけの斬れ味がある。
いや、場合によっては下手なビームサーベルよりも威力は高い。
しかもビームサーベルと違って、こっちは実体があってかなりの長さまで伸びる。
それを考えれば、有効な武器だろう。
ともあれ1機目のメギロートを撃破したのを確認するのと同時に、尻尾をヒートロッドから普通の、物理的な鞭として利用し、2機目のメギロートを叩き落とす。
ヒートロッドの時と違って斬り裂くような事は出来なかったが、素の状態でも鞭の本体は新型のT-LINKフレームで出来ている。つまりPS装甲の効果もある訳で、メギロートにしてみれば、直接それを叩き付けられるというのは、強烈なダメージを与えると言ってもいい。
叩き付けられた衝撃により、2機目のメギロートは大破に近いダメージを受け、そのまま地上に落下していく。
「っと」
3機目のメギロートに攻撃をしようとした瞬間、他のメギロートがサークル・レーザーではなく、角による攻撃を仕掛けるべくこっちに突進してきた。
ヒュドラのテスラ・ドライブを使い、強制的にその場から離れる。
ちなみにヒュドラに内蔵されているテスラ・ドライブも、以前は大きさの問題から機能の限定された小型のテスラ・ドライブだったが、フィリオを始めとして技術班の面々が協力した結果、機能の限定された物ではなく、普通のテスラ・ドライブとなってる。
まぁ、役割的には以前の物とそう大差ないのだが……
ともあれ、ヒュドラのテスラ・ドライブを使ってその場を退避しつつ、1機のメギロートの角に尻尾の先端を巻き付け、強引に引っ張っていきながらT-LINKシステムを使って機体全体に尻尾を巻き付け、輻射波動を使う。
次の瞬間、メギロートの装甲は内部からボコボコと膨れ上がり……爆発する。
これで残り2機。
向こうも味方が自分以外には1機だけになってしまっているというのは、わかっているのだろう。だが無人機のメギロートに撤退という判断をす
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