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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica18突撃! 隣のお宅訪問!〜Surprise Visit〜
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気味。

「あの、私たちも一緒しても良かったの・・・かな?」

「まさか、ヴィヴィオ達も買い物だったなんて。嬉しい偶然のような、いやしい偶然のような・・・」

わたし達を驚かせた張本人のルールーとリヴィーが、ちょっと居心地が悪そうに座ってる。2人が突然ミッドにやって来たのは、2人ともわたし達のようにインターミドルに出場するための準備として、本格的なトレーニングウェアなどの身の回りの備品を買うためだった。

「それで、ノーヴェやヴィヴィオ達ならその辺のこと詳しいかな、って考えて・・・」

「来たんだけど、シャルさんがどうせなら、面白おかしく再会しようって・・・」

シャルさんをチラッと見るルールーとリヴィー。シャルさんは「いやぁまぁ、もういいじゃん」って苦笑。ルシルさんやアンジェさんに割りと本気で怒られたから・・・。

「そのお詫びとして、今日買った物のお代は全部わたしが持つからさ。遠慮なく、気に入った物があったら買っていいからね〜♪」

「あの、良いんすか? まだ正式なスポンサーじゃないのに」

ノーヴェの口から出たある言葉にわたしは「スポンサー?」って小首を傾げて聞いた。

「ん? ああ、シャルさんが今後のチームナカジマのスポンサー・・・の予定」

「「「予定?」」」

「そ。チームナカジマの活動における費用の出資を、フライハイト家が賄おうと思ってね。今日みたく備品の代金や他世界への遠征費用とか、ね。でも・・・」

「あたしが保留にしてもらえるように頼んだ」

シャルさんからのお誘いをノーヴェが何かしらの理由で断った、っていうか保留したとのことで、リオが「えー? なんで〜?」って膨れっ面になった。シャルさん家はすっごいお金持ちの超有名な家柄。そんな家がスポンサーになってくれたら、それこそ貧乏活動の心配は無いんだけど・・・。

「遠征の移動費用とか結構かかると思うし、その・・・お金を出してもらえるのは嬉しい事じゃ・・・?」

「まぁヴィヴィオの言うとおり、他のスポーツ同様に格闘技も金が掛かる。が、だからと言って何の実績も積んでない中で、そんな甘い現実を受け入れていいのかって考えた。知り合いだから出してあげようじゃなく、出すに値する選手だから出そう、ってシャルさんに思ってもらえるようなあたし達になりたい」

ノーヴェの考えを聞いたわたし達は「それで良いと思います!」って賛成した。みんなももしかしたら考えてると思うけど、わたし達は正直に言ってまだ始まってもない。今はスタートラインに向かってる最中で、来年のインターミドルで本当のスタート。そこからの活動と活躍で、わたし達はノーヴェの考える実績を積み重ねて、シャルさんから出資をしてもらえるようになる。時間は掛かるけど、たぶんそれが健全な成長だと思う、
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