暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica18突撃! 隣のお宅訪問!〜Surprise Visit〜
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リシュさんも「戦力を運転手にするのは悪手ですし」って満足げに微笑んだんだけど・・・。

「え?」

「はい?」

シャルさんが運転手じゃないってことを喜んだルミナさんとトリシュさんだけど、喜んだ理由がどうやら違ったみたい。でもトリシュさんは、ルミナさんの理由をすぐに察せられたようで、「イリスの運転技術も十分問題ないから」って苦笑した。

「君らはシャルの運転技術に少し厳しすぎないか?」

「シャルの運転、抜群に上手とは行かなくても普通なんだけど?」

お父さんとアイリお姉ちゃんがそう言うと、ルミナさんは「じゃあさ、イリスの運転で熟睡できる?」って聞いた。お父さん達が少し考えに耽って、「ない・・・かな」って首を傾げた。ルミナさんは続いて、「アンジェの場合は?」って聞くと、「出来る」って即答した。

「そ。その差が結構デカいの。まぁシャルでも良いよ、移動中は寝るつもりはないし。それでもやっぱりさ、心底安心できるプロのドライバーに運転してもらった方が良いよ」

「私はシャルの運転でも眠ることが出来ますけどね」

イクスが若干頬を膨らませながら、ルミナさんたち大人に聞こえない程度の小さな声で呟いた。イクスってシャルさんが本当に大好きだから、ちょっと不機嫌だ。そんなイクスも含めて僕たちは食堂を後にして、中央館エントランスホールへと移動。エントランスの両開き扉の前にはメイドさんが2人居て、「車が到着するまで待ちください」ってお辞儀した。

「久しぶりのお出掛け、やっぱり楽しみだよ〜♪」

ヴィヴィオが小躍りしてると、プップ♪って外からクラクションが聞こえてきた。するとメイドさん2人が「階段にお気を付け下さいね」って注意してくれながらドアを開けた。外は快晴だけど、風はやっぱり冷たい。

「おお! すごい、リムジンだ!」

「なが〜い!」

「リムジンなんて初めて乗るー!」

「大きいです・・・!」

リオとヴィヴィオとコロナ、それにアインハルトさんまでもが、停車してるリムジンにテンションを上げた。あ、僕も「すげー!」ってテンションが上がる。泊まり初日は、車2台での迎えだったから。あのときの期待が今日叶うなんて思わなかった。ヴィヴィオとコロナとリオが横並びで駆け出して、階段を下りようとした瞬間・・・

「「「へ? ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」

3人が同時に悲鳴を上げて、腰を抜かしたのか尻餅をついた。一番近かった僕とアインハルトさんがその異常にすぐに駆け寄ろうとしたんだけど、僕たちの後ろに居たはずのお父さん達がすでにヴィヴィオ達を護るかのように円形に立って、周囲を警戒してた。

「急に叫んでどうし――うわっ!? ビックリした!!」

尻餅をついたままのヴィヴィオ達にアイリお姉ちゃんが声を
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