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ねここい
第12話
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まぁ良いではないですか先生。勉強は私たちだけでも……」
言葉に詰まる先生を優雅に見やって白鳥さんが二人のラブラブを容認する。

「じゃぁ5人で勉強会しましょうね」
「それが良いですわね。大神さんと佐藤さんも、それで宜しいですよね?」
いいえ、俺は遊びたいです。でもそれを言わせてもらえない雰囲気です。

「あ、何かそっちの方が美女が多くて楽しそうだ!」
楽しいものか!
コッチは勉強させられるんだぞ……しかも猫4匹に。

「リュー君はぁ〜、私と楽しみましょうよぉ〜?」
お前等は昨晩から楽しみすぎだろ!
俺も楽しみたいぞ!

「じゃぁ大神君には私が付きっきりで教えてあげるね?」
「何を言ってるの渡辺さん。大神君には教師の私が教えるわ。貴女と白鳥さんは、友達の佐藤さんに教えてあげてね?」

「いえいえ先生。物覚えの悪い佐藤さんは私には荷が重いので、彼女は渡辺さんと先生でお願い致しますわ?」
「勝手なことを言うなよな。私も大神も同じくらい馬鹿なんだから、皆で一緒に教えろよ?」

猫4匹が俺の馬鹿を否定しないで、笑顔で馬鹿の擦り付け合いをしている。
何で満面の笑顔を崩さないの?
何か怖いんだけど……

「美女4人に囲まれて勉強出来るなんて……馬鹿も偶には良いことあるな」
サッサと遊びに行けば良いのに、俺の哀れな状況を楽しんでいる蔵原と真田さん……
代わってもらえるならお願いしたいよ。

あぁ……勉強嫌だなぁ……




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