439部分:第三十四話 夜空にあるものその三
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った。
「ああしたことがあったし」
「いえ、それは」
月美もだ。考える顔で返した。
「よく考えて。それで」
「そうするか」
「はい、陽太郎君が思われるなら」
彼の決断だというのである。
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