暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第53話 死のロードなんて吹っ飛ばせ
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。有栖零治様、有栖零治様、お連れ様がお待ちです。至急緑の窓口までお越しください』

……………駅でもアナウンスあるんだな。

ってそうじゃない!!

「俺、迎えに行ってくるから絶対にここから動くんじゃないぞ!!今度はぐれたら帰るからな!!」

俺はそう言って、慌ててルーを迎えに行った。

そして今に至る…………




今日ほど星、夜美、フェリアが恋しいと思った事はないと思う…………


「ねえ、早く入ろう!!」

暫く回想に浸ってた俺をライが我に返らせ、俺達は中に入った。






「さあ、応援するぞ!!」

入って直ぐに女子トイレに入った4人は、家で野球を見ていた格好、タOガースのユニホーム、帽子を着ていた。
両手には既にメガホンを持っており、完全に応援モードだ。

それは別にいいんだけど………

「「「「六O〜おろしに〜さあ〜そう〜と〜」」」」

ジャOアンツファンが多いこの地点で歌うのはやめてくれ…………
あっちのおっさんの視線が痛いよ…………

そんな感じで、俺の胃は終始キリキリしていた。




「やっと着いたな」

席自体はタOガースファンに囲まれた外野席。

ここなら歌おうが好きにしていいんだが…………

「「「「……………」」」」

「どうしたんだよ?」

「歌ってて疲れた………」

何しに来たんだこいつら……………
席に座って、だれている4人。

「はぁ………取り敢えず飲み物と何か食べ物買ってくるから、何がいい?」

「あっ、私も行きます」

キャロが立ち上がり、俺の隣にやってくる。

「僕コーラ」

「私オレンジジュース」

「豆乳…………」

「ルーちゃん、流石に豆乳は無いと思います…………」

ルーテシアは何故か豆乳にハマってしまい、大抵豆乳を飲んでいる。

「じゃあ、セインと一緒でいい」

「分かった、食い物はテキトーに買ってくるから文句無しな」

そう言って俺はキャロを連れて売店へ向かった。



「あちゃあ、人がいっぱいだな…………」

売店の前には行列が出来ていた。
恐らく試合前に買う算段なのだろう。

「キャロ、少し並ぶ……………ってキャロ………」

キャロはいつの間にかその隣の売店に行っていた。

「どうしたんだ、キャロ?」

「これ……………」

そう言って指を指したのは、今巷で流行りの野球カードゲームのカードだった。
ゲームセンターにあるゲーム機器に読み込ませ、使うものだ。

どうやらこれは球場限定みたいで、他では買えないらしい。
しかし…………

「これ、ジャOアンツの選手だけじゃないのか?」

「うん、そう
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